06 Chromecastがキャストしない!
ChromecastのパッケージもGoogle Home同様おしゃれです。
勿論、添付の文書も少ないです。
「Chromecastハードウェアの限定保証|日本」という二つ折の小さな紙と「スタートガイド」と書かれた小さな二つ折の厚い紙が二つだけ。
例のごとくスタートガイドに従って電源ケーブルをChromecastに差し込みます。
それをテレビのHDMI端子に差し込みます。
電源アダプターをコンセントに差し込めば第一段階終了。
テレビのリモコンの入力切替ボタンを押して接続したHDMIを選択します。
うちのテレビは四つHDMI端子があります。
そのうち1は録画機です。Chromecastは4に接続したので4を選択。
ここまではスタートガイド通り。
ここから先はスタートガイドに書いていません。
テレビに「セットアップが必要です」という初期画面が表示されます。
セットアップはスマホのGoogle Homeアプリの指示に従います(パソコンからもできるようです)。
アプリに「Chromecastが見つかりました」と表示されます。
テレビ画面右下に表示されるコードと同じコードがアプリに表示されていたら「はい」をタップしてセットアップへ進みます。
デバイスの場所はGoogle Homeと同じにしました。
Wi-Fiの設定をして接続され、Chromecast本体のアップデートが終了したらテレビに「キャスト準備完了」が表示されます。
スマホのアプリの画面でも「Chromecastを使用できるようになりました」と表示されます。
問題なく設定できました。
さっそくやったのは
「オーケー、グーグル、YouTubeで猫の動画を流して」
すると出ました。
本当にYouTubeの猫の動画が画面に映し出されます。
これはいまいちというのがあった場合「次」でまた別の猫の動画が流れます。
凄い。
犬種でもできます。スタンダードプードルとか狆とか。
狆については、最初「狆」と言ったのを「金」と聞き間違えて中国のドラマらしいのが流れました。
「犬の狆」と言ったら狆の動画が流れました。
どうも前後関係から正しい意味を類推しているのではないかと思われます。
また具体的な曲名を挙げてのリクエストにも応じてくれます。
これは感動でした。
他にも対応する動画サービスがあるようですので、そちらに加入している方はもっと便利に使えるかと思います。
さらにテレビの電源のオンオフも。
朝、寝ぼけ声で「オーケー、グーグル、テレビをつけて」と言うだけでテレビの電源が入ります。
まるで未来のようです。
いえ、今は二十一世紀。子どもの頃に夢見た未来が今かもしれません。
ただし、チャンネルを変えることはできません。
「すみません。お役に立てそうにありません」
という答えが返ってくるばかりです。
また、スマホやパソコンの画面をテレビに表示することができます。
ミラーリングというものです。
アプリで「画面や音声をキャスト」を選択するとスマホの画面がテレビに映し出されます。
あまり利用はしませんが。
ただ、できないことも。
パソコンで見ているYouTubeの動画をテレビに映し出すキャストという機能です。
パソコンの音声をミュートにしていてもテレビ画面に映せばちゃんと音が出るという。
ブラウザのGoogle ChromeでYouTubeの見たい動画を開き、ブラウザの右上にある「Google Chromeの設定」のアイコンをクリックし、その下に出る「キャスト」をクリックします。
すると「キャストするデバイス」という表示が出ますので、そこからChromecastを選択すればテレビにYouTubeの画面が表示されます。
それだけでできるはずなのに、うまくいかなかったのです。
キャストするデバイスの表示が出ないのです。
そこで私は荒業に出ました。
よい子の皆さんは決して真似しないでください。
電源アダプターをコンセントから抜き、再度接続したのです。
するとできました。
でも、いちいち電源を切って入れてということを繰り返すので物凄く面倒でした。
毎日することではないのですが。
一体どうしてできないのかわからぬまま、ずっとそうやって使っていました。
少々不便なところがありますが、テレビの電源を音声だけでコントロールできるという体験は感動ものでした。
さっきも書きましたが、二十一世紀、未来という感じです。
この体験が夫を刺激したようで、スマートリモコンの導入に踏み切ることになるのですが。
ともあれ、二ケ月近くGoogle HomeとChromecastを利用する生活が続きました。