表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/22

04 初期設定

届いたのは午前11時半頃でした。

その日は平日、夫は仕事でしたので、私が開封し初期設定をしました。

まずはパッケージから出しました。

おしゃれな箱です。

電子機器らしくない感じです。

本体とAC電源アダプターと少し厚めの小さな紙が三枚入っていました。


Google Homeの保証‐日本

ご利用方法

「OK Google」からはじめてみよう


この三枚です。

それぞれ裏にも印刷されていますが、なんだか心もとないような。

取扱説明書類が少ないのは、最近の流行りなんでしょうか。

ちょっと不安でした。




さて、それでは設定です。

「ご利用方法」と書いた紙にあるように電源ケーブルを本体に差し込み、リビングのテーブルの上に置きました。

次に電源アダプターをコンセントに差し込みました。

すると上部の円形に配置されたLEDランプが光ったのです!

おおっと叫んでしまいました。

早速スマホにインストールしていたGoogle Homeアプリを起動しました。

「Google Homeが見つかりました」と表示され、セットアップのリンクをタップしました。

接続が完了すると、本体から音が。

びっくりしました。

あまりに音が大きいのです。

どうすればボリュームが下がるのかわからず、結局そのままに。

設置場所を選択し、Wi-Fiネットワークを設定、パスワードを入力しました。

信じられないくらいスムーズに進んでいきます。




次はGoogleアシスタントの設定。

自分の声を認識させます。

「OK Google」と言うのですが……。

日常生活でOKとか言う機会がめったにないので、妙に照れてしまいました。

機械相手に照れるというのは変なんですが。

しかも二回言うのです。

私の場合は「オーケー、グーグル」になってしまいますが。

さらに次は「ねぇ Google」も二回。

こちらはOKに比べればハードルは低いのですが、子どもならともかく大人になると、ねぇと語りかける機会はあまりありませんので、これも少し照れます。

音声の認識はやらなくてもいいと書いてあるサイトもありますが、登録したほうが何かと便利で、面白いです。

たとえば朝「OK Google おはよう」と言うと

「おはようございます。由巳さん」と言ってくれます。

声を認識して名まえを呼んでくれるのです。

名まえのアクセントがちょっと変ですが、名まえを呼ばれると、赤の他人の気がしないというか。

人ではない機械なのに。




住所の設定はスキップしました。

次に音楽サービスの設定。ここもスキップしました。

動画サービスの追加もスキップしました。

後からでもできますので。

ここでほぼ完了。

Google Homeのソフトが最新のものに更新された後、セットアップが完了しました。




昼前に初期設定が終わりました

初期設定が終わるとGoogle Homeから声が聞えました。

「こんにちは、Googleアシスタントです。何ができるかを知るには、このままGoogle Homeアプリで操作を続行してください」

女性の声です。

この声は変えられないようです。

後でGmailを確認すると、Googleから「Google Homeへようこそ」というタイトルのメールが届いていました。




さて、最初にやったことはボリュームの調整でした。

あまりに音が大き過ぎました。

夜間に集合住宅で設定をやったら苦情が来るレベルかもしれません。

「オーケー グーグル 音量を80%にして」

すると、LEDランプが動きました。

音が少し小さくなりました。

後で「ご利用方法」と書かれた紙の裏を見たら、上部を円を描いてタッチすることで音量が変えられることがわかりました。

やはり添付された文書はざっと目を通しておくべきですね。

そうそう、Googleに話しかけた内容は「マイ アクティビティ」として記録されます。自分のアプリから過去に話しかけた内容を確認できるのです。

一番最初にボリューム調整をしたことも「マイ アクティビティ」にちゃんと記録されています。

これは後からアプリで削除できます。

プライバシーの問題が気になる方はまめに削除したほうがいいかもしれません。




帰宅した夫も早速自分のスマホにアプリを入れて、声を認識させました。

夜遅くまで夫は質問してました。

「ねぇ、グーグル、あんた何歳?」

「私は2016年に公開されました。ですから、まだ新人です」

「ねぇ、グーグル、あなたの性別は?」

「私は中立でいようとしています」

なんだか奇妙な感じでした。

我が家に人が増えたような。

でも、こちらから話しかけないと返事をしないのですから、やはり人ではなく機械なのです。

不思議な同居人とでも言うべきかもしれません。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] おもしろいです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ