10 日暮れて途遠し
前回「Remoちゃん」とタイトルに書きました。
Remoは女性の声で話すからです。
でも、その声を聞くまでの道のりは遥かでした。
午後はいよいよリモコンの設定です。
まずはエアコンから。
「家電を追加しましょう!」というアプリの画面の右上の+ボタンを押します。
「新しい家電を追加する」という項目が出るので、選択してタップします。
すると画面が変わって、リモコンにRemoを近づけてリモコンの電源ボタンを押すようにと指示されます。
リモコンをRemoの上に向けて電源ボタンを押しました。
すると「○○○(メーカー名)のエアコンが見つかりました」という画面に。
下に小さい電源ボタンが出るので、それを押して動作するか確認します。
「問題なく動いている」という項目を選択すると、エアコンのリモコンが登録されます。
名まえはRemoに登録されているリモコンの名まえのままで変えませんでした。
うん、うまくいったと思いました。
リモコン画面を確認すると、電源、温度設定、運転切替等のボタンが表示されています。
現在の気温も表示されています。
Remoには温度センサーがあるのです。
設置する際はエアコンの近くの壁がいいようです。
ただ、私は壁には取り付けませんでした。
リセットボタンが裏側にあるからです。
エアコンの近くにテレビがあるので、その台の上に置きました。
コンセントが近いので好都合だったのです。
次はテレビです。
テレビの場合はRemoにリモコンが事前に設定されていないので、難しいようです。
Nature Remoのサイトに「テレビのリモコンを登録する方法」という動画があるので、それを見ながら設定しました。
電源、チャンネルボタン、音量等のボタンをアプリの画面上に配置すると、まるで本物のリモコンのよう。
(実際、リモコンとして作動するんですが)
リビングの照明も設定しました。
テレビの設定をやった要領でやったらわりと早くできました。
これで一安心。
スマホの画面上でエアコン、テレビ、照明をコントロールできるようになりました。
早速、テストをしました。
エアコンの電源を押しました。
あれ、つかない。
もう一回押したらつきました。
運転切替、温度設定などリモコンと同じように操作できました。
よっしゃあとその時は思いました。
思わぬ事態が後で起きることになるとは思ってもいませんでした。
テレビもばっちりです。
チャンネルがちゃんと変わります。
音量も変えられます。
消音もできます。
照明もちゃんと操作できました。
テストがうまくいったので、家電操作のルールを作ってみることに。
でもスマホのGPSを利用したものしか作れません。
(七月中旬のアップデートでルールを作りやすくなるようです)
エリアから出たら照明が消える
エリアに入ったらテレビの電源が入る
というのを作ってみました。
意外と簡単にできてしまいました。
ちょうど夕方、そろそろ買い物に行かないといけません。
私は夫のスマホをバッグに入れて買い物に行くことにしました。
部屋の照明をつけたまま、テレビの電源は切って。
勿論、データ通信をオンにして。
ネットにつなげていないとコントロールできませんから。
うまくいくといいなとうきうきしながら、スーパーへ車を走らせました。
買い物を終え家の玄関を開けると、声が聞えます。テレビの音声です。
リビングに入ると照明は消えていました。
大成功でした。
帰宅した夫に私はえっへんとばかりにスマホの画面をあれこれ説明しました。
夫はスマホ画面上のテレビのリモコンを操作し、驚いていました。
できると知っていても、実際やってみると感動するものです。
さあ、次は音声でコントロールです。
そのためにはGoogle Homeと連携しなければなりません。
夕食後、さっそくスマホを借りて、Google Homeアプリを開き、スマートホームの設定からNature Remo Smart Homeを選択しました。
スマートホームの画面にRemoに登録したエアコン、テレビ、照明が表示されます。
それぞれ部屋を割り当てます。
これで音声でコントロールができるようになります。
これがDirect Actionsでの連携というもの。
「オーケー、グーグル、エアコンをつけて」と言うだけでRemoに登録したエアコンの電源が入り作動するようになります。
早速、夫が試しました。
「ねぇ、グーグル、テレビを消して」
テレビの電源が消えました。
書き忘れていましたが、Remoの設定の邪魔になるかもしれないと思い、Chromecastの電源をあらかじめ切っています。
ですから、これはRemoの仕事です。
ただ問題なのはChromecastの場合、テレビの電源は静かに消えますが、Remoの場合、Google Homeが
「はい(分かりましたと言うこともある)。テレビをオフにします」
とご丁寧に返事をしてくれること。
夜テレビを消したい場合、音量によっては、寝ていた子どもが目を覚ます恐れがあります。
次は照明。
「オーケー、グーグル、ライトを消して」
「はい。二つのライトをオフにします」
私の声で照明が消えました。
でも、「二つのライト」って何でしょうか。
意味不明です。
なんだか嫌な予感がしました。
再び声で照明をつけました。
次はエアコン。
「ねぇ、グーグル、エアコンを消して」
「はい。エアコン(メーカー名とリモコン番号)をオフにします」
電源が切れました。
次です。
「ねぇ、グーグル、エアコンをつけて」
「はい。エアコンをオンにします」
あれ、つきません。
もう一回言いましたができません。
駄目元で私は言いました。
「オーケー、グーグル、エアコンを消して」
「はい。エアコンをオフにします」
そう言い終わらぬうちにエアコンの電源が入りました。
私も夫も唖然としました。
その後も繰り返しましたが、エアコンを消すように言うと電源が入るのです。
スマホのリモコン画面でも、オンではなくオフにすると電源がはいります。
一体、これはどういうこと?
私たちは途方にくれました。
冒頭に書いたRemoの声を聞くまではまだまだです。
とりあえず、ここまででできるようになったことをまとめておきます。
1 夫のスマホで家電の操作が可能になった。
2 スマホのGPSを利用して家電操作のルールが作成できた。
3 Direct Actionsでの連携ができた。
解決していない問題
1 パソコン画面のYouTubeのキャストがChromecastのコンセントを入れ直さないとできない。
2 照明のオンオフの際、Google Homeが「二つのライト」と言う。
3 「エアコンを消して」と言わないとエアコンの電源が入らない。
果たしてスマートホームへの道はどうなるのか、Remoの声は聞けるのか、次回を乞うご期待。