二人のジョブ
凄く短いです。いや、元々短いけど。
エルフの兄妹は巧に自己紹介を始めた。
「初めまして、僕の名前はウィルです。」
「妹のセーラ…です。」
ウィルはハキハキと、セーラは不安そうにしながらも自己紹介を済ませた。どこか奴隷商の所が名残惜しそうな感じでもあった。
「これから二人の主人という立場になるシャンだ。だが、ご主人様と呼ばず、シャンさんと呼んでほしい。それでも違和感を感じるならシャン様までなら妥協する。(実際、リースがそうだし。)俺は司祭では無いが、ジョブを決める力がある。何か希望があるか?」
余談だが、何故奴隷商にいる奴隷が皆レベル1でジョブな無しなのかというと反抗するのを抑えるために法で定められているからである。(ステラの場合、不本意ながら従っている。)
巧の希望としてはウィルが前衛職、セーラが後衛職である。これで、前衛後衛二人ずつでバランスが良い。
二人はやはり、リース同様に何故できるの?という顔をしていたが何も言わなかった。
「僕は…剣士で。」
「私は別に何でも…。」
「じゃあ、セーラは黒魔法使いな。」
そして、巧は二人のジョブを設定する。
名前 ウィル
性別 男性
種族 エルフ (15歳)
ジョブ 剣士
ボーナスポイント 1500
Lv1
HP 70
MP 30
力 40
防御 30
敏捷 60
魔力 20
魔防 20
運 71
スキル
剣Lv1
精霊魔法Lv1
兄妹
装備
武器
なし
防具
頭 なし
体 奴隷の服
腕 なし
足 なし
装飾品 なし
名前 セーラ
性別 女性
種族 エルフ (14歳)
ジョブ 黒魔法使い
ボーナスポイント 1500
Lv1
HP 50
MP 75
力 20
防御 20
敏捷 30
魔力 50
魔防 50
運 50
スキル
黒魔法Lv1
精霊魔法Lv1
兄妹
装備
武器
なし
防具
頭 なし
体 奴隷の服
腕 なし
足 なし
装飾品 なし
(まあ、装備は後で考えよう。)
巧は宿へと誘導した。
「あの、シャン様?」
セーラが恐る恐る巧に話しかけてきた。
「ん?何だ?」
「シャン様は精霊が見えるのですか?」
「…見えないよ?」
嘘である。以前から巧は精霊を避けながら、歩いていた。そして、その様子を見て精霊達も見えてるよね?みたいな目で巧を見ていた。
(俺って精霊魔法使えるんだろうか?耳尖ってないからエルフじゃないはずなんだが…。後で練習してみよう。)
この時巧は知らなかった。いや、この先も知ることは無いのだが、その練習がとんでもないことになることを。




