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決意

煙玉でアイリスを撒いた巧はすぐさまキャンセルの手続きを済ませた。アイリスはキャンセルできないようにキャンセル料をかなり高めに設定していたのだが、巧には造作もなかった。

ギルドでは同時に依頼を受けることができない。なのでこの依頼をこなせるまで他の依頼を受けられない。アイリスはそう考え、何人か兵士を採取ポイントに残し、一度城に戻ったのだが、そこには破格のキャンセル料金が届いていた。

(あうう…、そんな…。)

アイリスはガックリと項垂れた。




巧が考えていた面倒事、それは魔王倒すために力を貸してくれと言われるのではないかと懸念してのことだった。

だが、現在巧は、

(ひょっとしてこの世界クリア後か?)

漸くこの世界の時期に気づいた。

(そう考えると全て辻褄が合う!セロ達がやたらのんびりしていること、アイリスのレベルも!ジョブも!)

そして、導きだしたことが、

(帰る手段が無くなったーーー!!いや、それ以前に元々無かったーーー!!)

今までは帰る手段は一応あると考え、自分を保っていた。が、ここまで来ると、

(もうこの世界で生きていくしかないのか…。だったら何故呼ばれたんだ…。誰が呼んだんだ…。)

「大丈夫ですか?」

リースが心配そうに頭を抱えた巧に声をかける。

「あ、ああ、大丈夫…。(一人じゃないから生きてはいける。金にも困っていない。そう納得しよう。でないと本格的(・・・)に自分が壊れる。)」

巧にはもうリースしかいないため、彼女が死なないように能力とレベルを上げることを決意した。




「リース、こっちに来てくれ。」

「はい、何ですか?」

「ちょっとステータスを弄るから。」

「えっ?」

戸惑うリースをよそにステータスを弄る。



名前 リース

性別 女性

種族 人間 (16歳)

ジョブ シスター

ボーナスポイント 1215

Lv7

HP 200(30)

MP 255

力 40

防御 60(20)

敏捷 74(20)

魔力 135

魔防 155(20)

運 100(90)*運は100が上限で巧が異常

スキル

杖Lv1(5)

白魔法Lv3*スキルレベルが上がっているのはキューブ内での戦闘によるもの

舞Lv1(5)

物理耐性Lv1(5)

魔法耐性Lv2

属性耐性Lv2

HP・MP自然回復Lv1(10)

エリート

大器晩成

回復のコツ


装備

武器

アルデンテ(魔力+500 治癒魔法効果100%上昇 消費MP1 『女神の祈り』)

防具

頭 金色のティアラ(防御・魔力・魔防+30 魔法ダメージ30%カット)

体 女神のローブ(防御+100 魔防+150 MP毎秒10%回復)

腕 エンジェルバンド(防御・魔防+20 復活)

足 フェンリルブーツ(敏捷+50 氷属性吸収 先制)

装飾品 竜王の指輪(息ダメージ無効)



(リースをまず聖女にしないと…。そして、その次に天女…、上級にならないとつけられないのもあるからな…。)

「あの…、シャン様?」

「ん?何?」

「ステータスを弄るってどういうことですか?」

「…えっ?」



シスター

白魔法が得意で魔力と魔防が高い。

聖女

聖魔法も使える。祈りという(女神の祈りの劣化版)MPを消費しない全体回復技が使える。

天女

攻撃と防御以外の全てのステータスが一貫して高い。昆でも戦うことができ、戦闘時、体が少し浮いてる。

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