表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
功労者  作者: 宮原 匠
5/8

第5部分 会議②

「待ってくれ、なぜ君たちがどんどん話を進めていくのだね?」


「そこのイギリス人は、なんて言ったんだね?」


「彼は、なぜロシア人だけが進めていくのかと聞いています。」


「....じゃあ、『では、どうすればいいのか?』といってくれ。」


「わかりました。」


「では、どのようにすればいいのですか?」


「すぐに話しを進めていかないでくれ。」


「どんどん話を進めていくと困るそうです。」


「他のことを討論すればいいのですか?」


「ドン川でのことの反省よりも今後のことについて話し合わないか?」


「私もその方が良いと思う。」


「お任せします。」


「反省はもう各隊が十分感じているのではないでしょうか?」


「....反省よりも今後についてでいいですか?」


「うむ。」


「それで良いと思う。」


「そこの職員、これを配ってくれ。」


「わかりました!」


ー・ー・ー


「赤軍が、我々にとって攻めやすいところにいますね。」


「いいところにいるな。」


「ここでの戦いは勝算がありそうだ。」


「そうだな。」


「コルチャーク、ユデーニチ、コルチャーク....」


「コルチャークはすでに出兵しているためいませんよ。」



その頃コルチャークが、東で連合国軍と共に勢力を拡大させていた。あの人が、赤軍の編成者となるまでの短い間だけ....



「....そうであったな。」


ー・ー・ー


「我々は、この二人の手伝いをしたらいいということですか?」


「よろしく頼む。」


「わかった。」


「一週間以内に軍を再編する。」


「その時によろしく頼むよ。」


「了解した。」


「とりあえず、今日のところはこれで解散しましょうか。」


ー・ー・ー


「あまりにも介入してきてくれた連合国軍は横暴すぎませんか?」


「たいして兵の数は動員してくれてもいないというのに....」



白軍は、およそ240万人、一方で、介入した連合国軍は25万5千人ほどだったという。



「君もすまなかったな。」


「とっ、とんでもないですよ。」


「ドン川での統制不足の二の舞が起こりそうで本当に心配だ。」


「....弱気にならないでくださいよ。」


「そうだな。上が弱気だったらどうしょうもないからな!」


「失礼します。これを。」


「わかった。」


「コルチャークが率いる隊は順調に進軍中。」



イギリス軍からの物資や武器もあり順調に進軍および、勝利を収めていた時である。



「いつ送られてきたんだ?」


「先ほどです。」


「そうか....吉報だな。」


「コルチャークもイギリス軍やアメリカ軍と共に頑張っているのだからな。」


「我々も頑張りましょう。」


「この一週間は忙しくなるぞ。」


「コルチャークは少数民族を認めたがらないので心配です。」


「....まぁ、大丈夫なことを信じようじゃないか。」


「そうですね。」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ