第2部文 アイスクリーム
いまさらだが....盗聴器とか仕掛けられてはいないよな?
....接合部分が削れていたり、ちゃんとはまっていなかったりしたら疑わなければいけないが....大丈夫そうだな。
まぁ、定期的に白軍の情報漏洩対策本部が、定期的に点検をしていたりしているから大丈夫だとは思うが自分の行いのせいで悪い方向には持って行きたくないからな。
妻に頼まれたアイスクリームを買いに行くか!
ー・ー・ー
酒のことには詳しいと自負している私だが、アイスクリームには疎いからなぁ〜
前に妻が、美味しいと言っていたこの店でいいかな?
「あら、いらっしゃい。」
「今日も繁盛していますね〜」
「ありがたいことですよ。」
「かなりの味がありますね。」
[一体何種類あるんだ?思っていたよりも種類が多い!どの味がいいのか聞いておくべきだった....あと一つ言っていいか?男性客が私を含めて3人しかいないのだが....]
「どれになさいますか?」
「考える時間をもらっても構わないか?」
「決まりましたら呼んでください、対応いたしますので。」
「ありがとう。」
「じっくり悩んでくださいね。」
ー・ー・ー
ええいっ!わからん!もう、一番王道のバニラ味でもいいよな?いや....もうその味にしよう!
「すみません!」
「決まりましたか?」
「はい、バニラ味をいただけますか?」
「その味でしたら200ルーブルですね。」
「生憎ちょうど硬貨を持っていないのでこれでいいか?」
「お預かりさせていただきますね。」
ー・ー・ー
「お釣りです。ちゃんとあるかどうかお確かめください。」
「確かに受け取った。」
「ここで食べていかれますか?」
「いや、持ち帰りで頼むよ。」
「わかりました。」
ー・ー・ー
「どうぞ。」
「ありがとう。」
「またの来店をお待ちしています。」
「そうだな....」
ー・ー・ー
もうお昼時か....かなりの時間がかかってしまったな。
妻は、病院でお昼を食べている頃かな?
デザートとして食べてもらうために急いで届けるとしようかな。
私は、病院の近くにある大衆食堂でボルシチでも食べてから帰るとするか。
「やぁ、にいちゃん!今日は冷えるねぇ。」
「そうだな。」
「なぁ、またちょっと恵んでくれないか?」
「またお前か....働いたらどうなんだ?」
「にいちゃんしかくれなくてよ。」
「今だったら働くところなんてたくさんあるだろう?」
「俺には合わないみたいなんだ。」
「言い訳か....」
「本当なんだよ。」
「これが最後だぞ。服でも揃えて働けよ。」
「ありがたいね。」
「次はやらんぞ。」
「分かっている。その格好、軍人さんだろ?何かいい仕事はないかな?」
「それぐらい自分で見つけれないのか?」
「厳しいな。こんだけもらったしもうひと踏ん張りしてみるよ。」
「そうしてくれ。物乞いなど見ていて心が痛くなるからな。」
「そうか....」
「じゃあな。」
「これ、ありがとな。」
「ああ....」
ー・ー・ー
「お待たせ。少し前に君が、おいしいと言いながら食べていたところの店だよ。」
「ほんとう!?」
「ああ、これだったと思うのだが....」
「正解!よく私のことを見てくれているのね。」
「大切な人だからね。」
「ありがと。」
「何言っているんだよ、当たり前のことだろ?」
「嬉しい!でもこのアイス屋さんたくさん味があったでしょ?」
「ああ、おかげでめちゃくちゃ悩まされたよ。」
「でも、選ぶのが楽しかったんじゃない?」
「いや、もしも君の嫌いな味だったらどうしようかと考えながらだったから....」
「そんなこと気にしなくてもいいのに。あなたが選んできてくれたと言うことが嬉しいの。」
「それは良かったな。ありがと....」
「ん....」
「こうするのは、なんだか久しぶりだね。」
「ふふっ、そうね。」
「ちょっとトイレに行ってきていいか?」
「まだ行かないよね?」
「ああ、まだいるつもりだよ。」
「よかった。」
「なんで?」
「トイレに行きたかったんじゃないの?」
「そうだった!」
[我慢しすぎた....]
「あらら....」