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世間に潜む悪魔 我望

作者: 九条麗子

くしゃみ、それは突然絶望を与える存在である。人がくしゃみをするとき、まず予告されるまるで余命宣告のようにあと何秒ですよと。ある人はそれを甘んじて受け入れ、またある人はそれを拒絶しようと工夫を凝らす。決して逆らえない運命はないことを示すように、どんなに醜い顔を人にさらそうと拒絶する。周りの人からしてみれば滑稽であり笑いの対象である。そうくしゃみを我慢している人にとってみれば人ごとではない。しかし、くしゃみをする人を見る人としてはまさに”対岸の火事”、つまらないと言われるだろうが、’対鼻のくしゃみ’である。くしゃみは平等に人を襲う。それは先ほどまで笑っていた者にも容赦なく飛びかかりとてもエンターテイメントな顔にしてくれる。もし、人前でくしゃみを受け入れようものなら、

 「あら、何この人・・。人前で堂々とくしゃみをするなんて。」

と、呆れられてしまうこと受け売りである。受け入れようと、戦おうとどちらにしろ傷つけられる。人間が社会を作っているからこそ勝てない存在それが、くしゃみ 人から生まれ、人を蝕み、人を利用し人を傷つける

これはくしゃみに限ったことでは決して無い。

 皆さんにも心当たりがあるはずだ。そうそれは悪魔。人の心に生まれ、人の心に蝕み、人を傷つける。それは誰しもの心に必ず現れ、暴れ、暴れ、暴れた後に人知れず消えていく。まるでくしゃみのように。

 押さえつければいつか消えたとしても周囲の人にはその波紋は伝わり、伝播していく。発散の仕方を間違えば世間を騒がすニュースになったりする。それは世間的には非難されようとも必ずその行いをうらやましいと思う人はいるだろう。果たしてそれを放置したまま治安が保たれているといえようか?いや、言えるはずが無い。あくまでもそれは表面上の治安を保っているに過ぎないのだ。確かに表面上であっても治安を維持することは大切なことだ。意味が無いとは決して言わない。しかしながら、本当に物騒なことがない世の中こそ我々が目指すべき理想であり、実現させるべき目標なのではないか。犯罪の予防、それは確かに難しく実現しにくいことなのかもしれない。ならば、警察に任せっきりにするのではなく、自主的に全ての人が動くことによって初めてうまくいくだろう。くしゃみが止まらないのであればその周りの埃などをみんなでかたづける。

それこそ大切なことだ。くしゃみを拒絶する必要の無い。もっと言えば、”くしゃみ”という概念のない世界を作っていくことを私は望み行動する。

こんな感じでどうでしょう。

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