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ぼくとアルビノの生存活動  作者: 新山七瀬
3日目
9/13

傷心と放課後の教室

「あっははははははは!!!」

「笑うな。ぐすっ」

アヤカちゃんを先に出し、ぼくはひとり階段に座り込んでいた。

「いやぁ、いい雰囲気になったと思って隠れて聞いていたら!なんだこの展開!!」

アルビノが茶化しに来なくて平和だと思ってたら盗み聞きか。

プライバシーの侵害だっ。

「でも、これで今日の一善は決まりじゃねぇか」

そう言いながらぼくの隣に腰を下ろすアルビノ。

「う゛ぅ…」

そんなことより失恋のキズの方がデカい。

憧れのあの子が自分の幼い頃からの親友に惚れていた、なんて…。

「うぇえ…」

アヤカちゃんのいなくなった階段室で、ぼくは情けない声を出した。

「おい、マコト。男なら、惚れた女の幸せを願おうぜ。な?」

「アルビノ…」

アルビノがやさしい笑みを浮かべながらぼくの肩に手を置いた。

しかたない。

がんばるか。

好きな子のために、応援してやろうじゃないか。

痛みを払うように、ぼくは勢い良く立ち上がった。



ーー『えーっと?アヤカちゃん、今日告白するんだっけ?』

『放課後?階段室?OK』

『カナデを呼び出せばいいのね』

『お安い御用さ!』ーー



「おい?マコト?オマエは残んなくていいだろ?」

「うん」

放課後の教室でぼくとアルビノ。

「…勉強、したくて」

「ふぅん」アルビノは机の上に座っていた。


「あっ」

外を眺めていたアルビノが声をあげた。

「キドちゃん、うまくいったみたいだぜ」

一日一膳、clear。

でも、

ぼくは複雑な気持ちだった。


――Day 3 Clear――

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