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やかましいツインテール
失恋の痛みが残るまま、ぼくは火曜日をむかえた。
今まではアヤカちゃんに会えるのを楽しみにしていたのに、もはや一日一善がメインになってしまった。
自分の席で突っ伏し、ふてくされ中。
さーて、今日の一善はなにしようかなー(棒)
そんな事を無気力に考えていたら、白髪長髪の、ダッフルコートを着込んだ青年が机の向こう側に立った。
「やる気無さそうだな」
しかたないだろ。
「まだ引きずってんのか」
だって、ずっと好きだったんだぜ。
「まぁな?気持ちはわからんくもない」
「うんうん。分かる分かる!」
…ん?誰だこのムリヤリ会話に割り込んできた女子は。
ぼくはパッと頭をあげた。
視界の中にはツインテール女子。
「…?!」ぼくは目を見開いた。
「マコト、ふられ…むぐっ!?」
「お、おい!とりあえずこっち来い!?」
「むぐむぐむぅ〜!!(なにすんの〜!!)」
ヤバイやつに話を聞かれてしまった。
コイツを放っとけばろくなことにならない。黙らせなくては。
とりあえず口を(物理的に)封じて安心したぼくは、ひとつ重大な疑問をもった。
…なんでアルビノとの会話が聞こえてんの!?




