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しるし(詩集)

残骸処理

作者: さゆみ


あーあー

いったいどれだけの残骸がこのちっぽけな箱の中に押し込まれているんだろ

この箱だってもう薄汚れて今にも底が抜けそうで何とかしなきゃいけない

そろそろ残骸処理をするべきだろうか


私は半透明の45㍑のゴミ袋に残骸を入れ始める

えーっと

これは要らない残骸でこれは取り置き

あっという間に残骸でゴミ袋はいっぱいになった


それなのに箱の中身はいっこうに減らなくて寧ろ増え続けているような気がする


なぜ?

こんなに処理してるのに



「あははは」

うさぎが笑った

「ばっかみたい」


何でよ

私はムッとする


「だって時間は永遠に進むんだよ。止まらないんだからね。

今も君の中からどんどん残骸が飛び出しているんだよ。減るわけないだろ」


そうなんだ

じゃ仕方ないね

妙に納得してしまった私は残骸処理を諦めて眠ることにした


すると残骸の中にピカピカ光るモノ発見

こ、これは私が消化不良してきた魅惑の言葉たち

これは残骸なんかじゃない


こうしている間にも新しい言葉たちは次々と私の中に入ってくる

しっかり抱きとめて抱きしめて吸収したい

残骸になんかしたくない


私は毎夜ピカピカ光る言葉を前や後ろや斜めや裏側から眺めながら

いつの間にか安らかな眠りにつくのであった

うさぎと一緒に







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― 新着の感想 ―
[一言] 夜暗くなってはじめて星が見えるように、沢山のモノ・物・者が普段は覆い隠しているけれど、何かのタイミングで一番星を見つけるように一つ気付けば、あとは沢山の星が見えるのと一緒で、既に持っている輝…
2013/06/03 21:29 退会済み
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