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愛・恋
「愛とか恋とか、もう、わかんないよ…(12月2日」
自分は人を愛してはいけない。ずっと、そう思っていた。
いじめられていた頃、僕は、自分以外の人間全員を、軽蔑していた。そうしないと、平静な態度を保っていられなかった。誰のことも信じられなかった。
愛することは信じること。
僕に人を愛する資格はないと思っていた。
しかし、それは違った。
僕は恋をした。
僕と男同士のような付き合いをしていた親友を、好きになった。
幸せだった。
自分は、いい意味でも悪い意味でも特別ではないと、そう思えた。
それでよかった。
そう、それでよかったのだ。




