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勉強

「勉強は僕を裏切らない。だから僕も勉強を裏切らないように。勉強はそこら辺の人間と違う。けっして裏切らない。 「頭いい」と人は僕に言う。言わないでほしい。まるで勉強しなくてもいいみたいじゃん。ちがうの。僕と勉強との絆を人がなくしているようで……いや。頭いいんじゃないの。勉強とつながっているだけなの。僕たちの絆を……壊さないで(11月13日」


 

 自慢ではないが、僕は成績が悪いほうではない。


 よくクラスメイトには「頭がいい」といわれる。

 それがいやなのだ。


 今でもそう思う。


 ただ僕がこの呟きで引っかかるのは「絆」の一文字である。

 

 絆とはなんだろう。


 人は裏切る。

 だが裏切るからこそ、その人間と信じあえたときに「絆」と呼べるのではないだろうか。

 

 もともと裏切らない勉強と、絆を育むことなど、できないのではないだろうか。


 「勉強との絆」

 歪んだ心理が生み出した幻を、今日僕はここで、ただの幻に過ぎなかったのだと、思うことにする。

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