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。鈍。  作者: 深水葉月
80/89

74刀



「誰だそいつ」


 呆れた。

 あんなに愛してるって言ってた奴が何を…。ハァ。


「やから。守城鎦花。

 あんた知っとるやろ?」

「そんな奴いない」

「は?」

「何組だ」

 ふと、クラス表に目を移した。

 …、やられた。


 つまりなんかの催眠なんやろう。

 鎦ちゃんを三咲。

 夕暮うちを優。

 入れ替えようとしてたわけや。


「…、なんでもないわー、ごめんごめん!

 ってゆーか、仕事やろ?はよ行きーな!」

「ほんとお前っておかしいよな」

「うっせーわ!!」

 なんか余計なひと言を残していきやがった。

 

「三咲ちゃん」

 うちは作り笑いを浮かべる

「この後暇ぁ?」


「広範囲催眠…」

「よくわかったね、偉い偉い!」

「子供じゃないんです」

 冷たくあしらう私に、ノアは付きまとう。

「うちには有能な人間しかいないからね♪」

「そうですか」

「誰がって聞かないんだね」


「愛季さん。愛季さんの能力でしょう。」

「また変なオプションついた?鎦花」

 にこ、と心もない笑みを私は浮かべる。


 原罪と言う名の私の通信機ホンネ

 それは、夕暮さんの元に行っている。

 心配しなくても大丈夫、そう。


 ヘズがいなければ(・・・・・・・・)





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