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。鈍。  作者: 深水葉月
72/89

66刀

 

「んぐ…」

 今はいつなんだろう。

 どうやら目隠しと手錠をされたみたい。

 部屋の中は暗闇で何も見えない。

『鎦ちゃぁぁ…ん…』

 【原罪】の声が聞こえる気がする。


「今は昼前、およそ11時です」

「…?」

 人の声がする。

 か細い大人しい娘のような…。

「大人しく、只大人しくして置いてくださいませ。」

 ただ、ページの捲れる音がした。



「あ、始まった!がんばれーッ!」

 カン、と剣のぶつかる音がする。

 死野くんと、和泉さんの戦い。

 弾丸の雨をかいくぐり、死野くんが能力を発動する。

 弾丸を傀儡化させていく…。

 しかし、弾丸はその傀儡をも通り抜けていく。

「うわ…っと!」

 弾丸を避けてフラフラしている死野くんにさらに和泉さんが打ちこむ。

「え、あ、ちょ…!」

 そのまま、後ろに倒れ死野くんは敗退…。


「また負けちゃったか…!」

 楽しそうに死野くんは笑う。

 

 なんで笑えるの…?

 胸が少し苦しくなった。





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