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。鈍。  作者: 深水葉月
7/89

5刀


 錐崎仁也きりさきじんや

 学生アイドルとして有名で、ジャニーズ所属。

 俳優の仕事もこなす、売れっ子芸人…



 が、目の前にいる。

 しかも、殺傷事件を起こしてる。



「ななななんで!?」

「は?意味分かんねー。」

 ははは、と軽く笑って受け流す。


「めんどくせぇ事に、この学校、学年首位が学校案内しなきゃいけねぇんだよな。」

「はぁ。」

「ほら、ついてこい!!!」

 腕を掴まれ、ふらふらしながらも、錐崎さんについていく。




「ここは、3年塔でな。1~12組まであるんだ」

「はい」

「この下は2年塔、でその下は1年塔。」

「はぁ…」

「じゃあ、次は教室塔じゃなくて、別校舎に行こうか。」

「保健室からで」



 第2校舎1階 保健室。

「おー、錐崎。また殺ったのか。」

「はいはい、うっせーな。あ、こいつ保険医の字神あざかみな」

「はじめまして。守城鎦花もりしろりゅうかです」

「あーあー!なんだ、錮皇こおうの妹?」

「はい、そうです!」

「久しぶりだなー!あ、おぼえてない?紫煙しえんだよ」

「!!!」


 字神紫煙。

 錮皇兄さんと藍ちゃんと同級生で唯一喧嘩を仲裁できる人。



「紫煙さん!」

「知り合い?」

「黙ってな、錐崎。久しぶり、鎦花」


「錐崎さんって、いっつも殺ってるんですか?」

「あ、仁ってよんで!」

「お前…そんなことしたら、理事長に停学にされるぞ…!!」

「いや、いいですよ?じゃあ仁?」

「まあいつもの事だよな?字神?」

「そうだが…、お前ら、時間…」

「「あ!!!」」


 走って、教室に戻る。

 なんだか。友達が出来てよかったなっ♪




「ああ、もうなぁ…。シスコン共|《藍季と錮皇》にはどう説明しようか…」


 保健室で、手当てをしながら呟く保険医を別に陽は暮れていった。




。 

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