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61刀
そうさ、一生忘れない。
僕は君の事を。
『あの日』、僕は“粕谷優”が負けると思ってなかった。
全ての能力は、僕の中にあるのに…。
君は自分でその扉をこじ開けた。
そして僕はしんだ。
母親と父親の狂乱する様、
必死に鎦花を欺く兄弟、
そして、真実から目を背けた君。
僕は全部見ていたよ。とても楽しかった。
だから、新しい人間じゃなく、僕は“粕谷優”で会おうと思った。
殺したいほど大好きで。
殺したいほど天才な君に。
「あはは…っ…
あははははははは!!!!!
これだから楽しいんだよっ…!」