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。鈍。  作者: 深水葉月
49/89

43刀



「僕は君を可哀想とは言わないよ」

 Noah(ノア)様は言った。

「世界を跪かせばみんなも思わないよ」

 貴方は、嘘を、虚偽を、言って?え?


「絶、らしくない。」

「僕らは弱くても負けても笑おう」

「「絶」」

 これが、仲間か。

 僕の、俺の、欲し、かった…




「気を、付けろ、ちっちゃい、の」

「え?私ですか?」

 絶は鎦花を指す。

「Noah様、否、Noahを、狙って、る」

「…?Noah?」



「あああ。失念したよ、同士。

 絶くんの能力はNoah( ぼ く )から産まれたのに。」

 高見から観覧していた理事長・藍季は呟く。

「Noah様も居ない、僕がこの学園を統べる。

 学園主にならなければ。」

 心頭した瞳で藍季は更に呟く。

 もはや、藍季(・・)の面影もない。


「同士達にがんばってもらわなきゃね。

 僕らは1つなんだから。」

 フフフ、と不気味な笑いを藍季は浮かべた。


 理事長室には、不気味な影が幾つか笑い声と一緒に揺れていた。





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