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。鈍。  作者: 深水葉月
44/89

38刀


「「だめ」」

「うっ!なんでですか!?」

 夕暮さんはデコピンまでしてくる。


「でも、これが一番いいはずです!!確実に能力者を1人ずつしとめれる!!」

「でも…」

「やらせて下さい!!」


 私は、息をのんだ。

 仕方ない、と言うように仁さんは立ちあがった。

「今回だけだからな」



 原罪の作った、仮想空間からみんな出た。

「【傲慢プライド】。」


 【傲慢プライド】に私は適応し始める。

 髪は金髪で、縦ロールに。手には扇子。


「さあ、ここからが本番ですわよ!」


 【傲慢プライド】は天高く扇子を上げた。






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