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38刀
「「だめ」」
「うっ!なんでですか!?」
夕暮さんはデコピンまでしてくる。
「でも、これが一番いいはずです!!確実に能力者を1人ずつしとめれる!!」
「でも…」
「やらせて下さい!!」
私は、息をのんだ。
仕方ない、と言うように仁さんは立ちあがった。
「今回だけだからな」
原罪の作った、仮想空間からみんな出た。
「【傲慢】。」
【傲慢】に私は適応し始める。
髪は金髪で、縦ロールに。手には扇子。
「さあ、ここからが本番ですわよ!」
【傲慢】は天高く扇子を上げた。