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29刀
『「…嫌ぁぁぁあああ!!!!!!!!」』
断末魔のような叫びが、全体に響き渡る。
八紘は相手してはいけない人(能力)と相手してしまった。
暴食が止まるには、何も食べるものを無くしてしまえば良いこと。
【親身一体】をこの場で発動した八紘の選択は、まさに“鴨が葱を背負ってくる”行為。
言わせてもらえば、能力の使い道が悪かったのだ。
『「まけましたからぁっぁぁぁぁぁああああ!!!!」』
戦士として、八紘は屈辱を味わった。
「No!嘘でショウ…!?」
「本当だ、そして、俺はお前をぶっ潰す。」
「Ha!そんな体で何ができるって言うのデス?」
笑止ですネ、とハモンは笑う。
「ぶっちゃけ。お前をたたっ斬れば良い話だよな?」
「え」
だんだん仁は距離を詰めていく。
「や、止めまショウ!紳士的に!ここは私が負けまスか―」
「遅いな」
その瞬間にアドウット・ハモンは首を斬られ…
「アハハハh、アハ、アハ」
「これで負け、だろ?あー殺したかった!」
WIN!錐崎・水谷・守城組!