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。鈍。  作者: 深水葉月
34/89

28刀


 7大罪の内の1つ。

 暴食(グラトニー)

 比較的鎦花の中の能力では1・2を争う温厚さだ。


 ただし。

 あくまでもそれは日常の事であって、食べる物が無くなると暴走状態になる。



「…くう。」

『…はぁ?』

「…疑…?」


 喰喰喰喰喰喰喰喰食食食食―――!


『ぎゃぎゃぎゃ!?』

 暴食グラトニーは人形に手をあて、食した。

 

 暴食グラトニーの能力。

 それは、鎦花からだの何処からでも口を作り、食す。

 そんな事から、暴食(グラトニー)の暴食モードと称されている…!


『「……痛い…」』

片腕を食いちぎられた人形は、八紘と一緒に後退し、呼吸を整えた。

「…喰う。」

ニヤリと不敵に笑う暴食はまるで動物を解体する料理人…いや、医者のようだ。





「Oh!!shit!!!アリエナイ…」

 アド…長いな、ハモンでいいか。

 奴は空中にあるボートに出た、『LOSE.索道匂雪』の表記に吃驚している。


「早く片して違う子も負けさせなケレバ…」

「やってみな…」

 地面にさして置いた太刀をひと蹴りし担ぎあげ、中断していた戦いにまた緊張が走る。

「oh…【吸収生物(バキューム)】…」

「…!!!」


 か弱い生き物。

 されどか弱い生き物にも、強い生き物は存在する。

吸収生物(バキューム)】は、ある生物の混合種である…


「なっっ!!!」

 分散し、仁の体に【吸収生物バキューム】は付く。

 急いで【吸収生物バキューム】を落とそうとするが落ちない。


「…蛭か…」

「yes,蛭ですヨ」


 その瞬間。

 仁は予想外の行動に出た。


 自分の皮膚ごと【吸収生物バキューム】を削ぎ落としたのだ。

 仁の腕から。足から。

 とにかく削ぎ落とした部分から、血が吹き出る。


「どうした…?来いよ。」

「oh!!so,deamon!!」


 不敵に仁は微笑んだ。






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