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26刀
あり得ない、有り得ない。
潜在能力が、こんなにも適用されている…なんて。
『さぁて、さて。
僕らの能力は何でしょうか…?』
「………秘密」
「原罪っ…!」
『嗚呼、有り得ないぃ!!!
こんなに能力を開花させれる奴は、【憤怒】と戦って死んだぁ…
優だけ。』
「早く終わらせないと…!」
「チェックメイト。」
「…っ!」
「【死の卓上(DEACHBOALD)】…かぁ。
ちぃ…っとは楽しかったわぁ!!で。次は何するのん?」
今、ケリがついたチェス。
それ以外にも、将棋、将棋倒し、7並べ、五目将棋、こいこい、ページワン…などなどと、机の上にゲームの残骸が残っている。
「リバーシしよか?大富豪やポーカー、ブラックジャックでもええで?」
「…っ!」
知能指数(IQ)200を超える天才児夕暮。
それが夕暮の真骨頂であった…。