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。鈍。  作者: 深水葉月
28/89

22刀



『いいのぅ、鎦ぅ?』

「何がですか…?」


『…ん、気づかないならぁ、いーかぁ…』


相変わらず変な間延びした声でうさぎのストラップもとい、原罪は話しかけてきた。


私は、着替えを済ませ朝食のパンをかじった。

苺ジャムの甘い匂いが漂う。



『バトルシップのぉ、トーナメントどうなってるのかなぁ…』

「…はい。」

夕暮さんに書いてもらったトーナメント表を原罪に渡す。



負傷者の手当てが大変なので、実行される試合は一日一試合で今日ある試合は、

死野(しの)(ぜつ)希屋(きや)無声(むせい)愛尾(あいお)不離(ふり)

VS

白井(しらい)(うたう)古田(ふるた)(ひかり)舛谷(ますや)(さく)

となっている。



見に行こうかな、なんて呑気に私はソファーでくつろぐ。


そうか、私たちは明日試合なんだった…。


ふと思い出し、夕暮さんにもらったデータを見てみる。



明日の対戦相手…。

索道(さくどう)匂雪(わゆき)神祇(じんぎ)八紘(やひろ)、アドウッド・ハモン。

…え。不思議チームって何それ…。


『おぉいー、鎦花ぁ色欲(ラスト)が呼んでるるぅうー』

「ハイハイ、繋いでください!!」


「ハロー!鎦花(マスター)!!

 明日はいよいよ試合ねっ♪」

「相変わらず陽気ですね、色欲さん。」

「んふ、いーじゃない?

 能力全員(みんな)準備は整ったみたいよ、それだけよ!」

「わかりました、ありがとう色欲さん。」


 戦う。

 殺さずに戦う。

 難しくても、殺さない。


 それが私の掲げた新しい課題だった。





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