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。鈍。  作者: 深水葉月
23/89

17刀


 ピィィー!!!!!


 高らかになる笛の音でバトルシップは始まった。

 いきなりその太刀でじんさんは相手に斬りかかる。

 それを援護するかのように、夕暮ゆうぐれさんは銃を撃つ。


 私は少し遅れて、相手の一人に斬りかかる。

 

 たしか、ルールは相手を地面に倒せば終了だから―!

 二つの刀を使って、相手に反撃の隙も与えず斬りかかる。

「―――っ!」

 

 相手の一人、確か福生ふくいくんの撃った弾が足に被弾して、思わず後ろに下がる。

「鎦ちゃん!!! 大丈夫ー!?」

 すぐに夕暮さんが福生くんの手元を狙って、銃を撃つ。



 足から大量の血が出て、『あの日』をフラッシュバックさせる。

 血、血、血、血。


「鎦花!危ねぇ!!!!」

 仁さんの声にハッとして、剣を握る。

 

 相手が飛びかかってきた。

 相手の武器は槍。

 反射のタイミングが遅かった私は、右腕に傷を負う。


 飛び散る血飛沫。

 赤の世界。

「●●●―――!」

 自分の中から声が聞こえる。


 そうか、あの日も。

 優くんを殺ったのは私。


 私であり、私の潜在能力―!


「【七大罪つみ】―――!」




 

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