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。鈍。  作者: 深水葉月
12/89

10刀

 

「あの、じんさん?何の話だったんですか?

 っていうか、何がわかったんです?」


「…鈍いな…。自分で考えてみな」



 えええええ!?

 そんなこと分かりません!




「じぃんっ!りゅっうちゃーーーん!」

「きゃ!」


 夕暮ゆうぐれさんが空気を切るように私に抱きついてくる。

「おい、はなs「あのね!自分らトーナメント見はった?」

「……(イラッ」

「え?もう貼り出されてるんですか?見ましょうよ、仁さん!」

鎦花りゅうか誘ってる?」

「???なんですか、ソレ?」


「いや、別にいい」


 何故か赤面する仁さん。


「きゃ!此処に変態がいるさかい☆」

「うぜぇ!夕暮!!!」






 で、肝心のトーナメント。

 の前に。



「一時予選あるんやなぁー…。」

「知らなかったのかよ」

「なんやて!僕が知らなくたってもええやろ!」

 


 ということで。




 とりあえず、今日終了なわけですよ!




「お!おかえり」

「ん。」


 錮皇こおう兄さんがエプロン姿で出てくる。

 

「今日、カレーだぞ」

「昨日の残りね」



 挨拶(?)を済ませると速攻で、部屋に潜りこみパソコンをつける。



 明日からなんか楽しみだなぁ…。





.

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