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説話集

仏陀とガンジー3

作者: とびうお君
掲載日:2026/04/03

「師よこれを見てください」


 私は2重スリットの実験を仏陀に見せた。


「これが何?」


「これは空です」


「私の話そんなに分かりにくかったか?」


「決して意趣返ししてるつもりはないです。在家信者に空を伝えるために考えたものです。師よこれは半端なのです。もっと数多くの物を伝えればすべての人には伝わりませんが師よりは上手く伝える自信があります。空を直接伝えるものではありません。空となんだのヒントの為です」


「これが私の話より?」


「ええ師の話ではこれに至るのは不可能です。ゆえに師には無理なのです」


仏陀「慈悲に執着してはおらんか?」


「ええ??」


「どこかお前の話はおかしい。それはきっと執着が強いものだ。でもお前の在家に伝えたいという思いはそのままだろう。なあガンジーよ私は教えを誰にも伝える気が無かった、今は伝えている」


「在家を見捨てろと言うのですか?」


「悟った先に慈悲はある。ゆえに慈悲に執着するなはおかしな言葉だ。ただ私はむやみに増やした言葉は執着を生むと知っている。お前になら分かると思った」


「最初は慈悲でした。それに偽りはありません。ただ確かに今の私は慈悲ではないでね。それにちょっと師に対抗心がありました。もう黙っておけませんね。師は2重人格をご存じで?」


「なんだそれは?」


「一人の体に二つの心があります。これは私以外にもいます。師が出会ったことが無いだけです」


「そうか私の沈黙に間違いはなかったんだな、今全てが繋がる。安心しろその程度で迷いが生じるなら悟ってるなど言わんわ。在家への説法は無駄であるほど良いんだよ。お前はそれが言いたいのであろう?」


「はい、どーせなら悟りの助けになれば」


「在家の法には3つの意味がある。1つは滅苦ではない軽苦だ。2つめは、私が思いもよらない道で悟る事もないわけじゃない淡い期待。3つめは、滅苦を悟りにこだわる必要はないその助けになればだ。私には悟りへの道しか伝えられない。私達には食物を与えてもらう。お礼に渡すものが無いゆえに無駄であるのが良いのだ」


「価値があると思えばそれが重荷になる?」


「そういう事だ。正しき教えを理解しつつも、こんなものしかありませんがと同時に思っていることだ」


「師よ私のこのもう1つの心は転生で迷い込んだものですと言ったら聞いてくれますか?」


「お前がそうだと言うならそうなんだろう。」


「すみません嘘です…、まあ嘘ではないです。そう思い込んでるだけじゃないか?との思いがあるのにそれを黙ってました。それでいうのですが、未来に仏教は変質します。それが私には見えます。その原因が在家です」


「良くないものか?」


「良くないものです。仏教は変質し師の教えは滅亡します」


「良いじゃないか。どこが良くないものなのだ?」


「え正しき教えが」


「諸行無常は嘘なのか?私の教えは伝わっていけば残っていく。だがそれを行うのは人だ。出来うることなら残って欲しいが、それに執着するほど私の悟りは無意味なものではないぞ?そうだな確かに私は皆を修正しようと矯正してるように見えてしまうな」

「私の教えをさらに別の人に伝える。これを考えて強くなる。打がその縁起が私の死んだ後も続くその先について」


「その先は?」


「そんなの知らんがな」


 ガンジーはぐったりとうなだれる。


「いいそれそれ、今回は一緒に」


 二人はスキップを始める。


『らんらんらーーらんららん、らららんらんらん』



 あああ、またこれか。ガンジーは目が覚めた。転生者の夢なのか?それともあれは本当の過去の仏陀なのか?私はきっと仏教の歴史を改変しようとしたんだろうな。



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