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祝!メインヒロイン(?)初登場!!

「あれ?お兄ちゃん何処か行くの?」

「うん?あぁゲームしてる時はずっと横になった体制だからな、少し走ってくる」

「ふーん、今日の夕食は〜?」

「軽くなんか作るよ」

「了解〜」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

家を出て軽く準備運動してから走り出す。17時位を目処に走り続けるか。

30分位走っただろうか?公園があったので一旦走るのを辞めてベンチに座った。子供達が楽しそうに遊んでるのを見てこんな時間に良く動けるなと思う。子供は元気過ぎる位が丁度いいと言うがここまで元気だと感心するぐらいだ。


「あの〜すみません!そのボールをこっちに投げてくれませんか〜?」

足元を見ると野球ボールより少し小さい目のボールが足元にあった。持ってみると案外軽かったから多分キャッチボール用だろう

「はいはいっと」

「ありがとうございます!!」

ボールをキャッチすると笑顔でお礼を言って友達の元に走っていった。


「さっ俺もそろそろジョギング再開するか……」

そう思ってベンチを立つと妹から不在着信が来ていた。これ絶対何か買わせる気だろ……

「はぁ……仕方ないか」

『あっお兄ちゃん〜?ごめんだけどアイス買ってきてくれる〜?食べようと思ったら無かったんだよね〜宜しく〜』

「はいはい、で何を買ってくれば良いんだ?」

『バニラ味であれば何でも良いよ〜』

「ほいほい、了解だよ」

『宜しくね〜』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ジョギングのつもりがまさか割と遠いスーパーに行く事になるとは……コンビニが近くに無かったとは初めて知ったよ。これからの休日は部屋にこもってばかりじゃなくて外に出るぐらいはしないとな……


「はぁ、これでいいか……って待てよ?これ持って帰る時に溶けるよな?」


もしかして氷買わないといけないやつか……?後で妹に請求しようと俺は心の中で思った。


「会計430円になりまーす」

「はい、丁度ですね。ありがとございました〜」


以外に高くついてしまった。うん、あいつ()には500円請求しよう。

溶けないように急いで帰らないと溶けるな。ジョギングよりキツイかもしれない……


「うおっ!?」

「きゃっ!?」


前を見ずに走っていたら女子とぶつかった。なんか見たことあるような……?というかこの展開、恋愛系の小説で読んだことあるぞ!?こ、これはあれか!?今からラブコメ展開が!?


「す、すみませんでした!お怪我はないでしょうか!?」

「あ、はい。すみません……前を見ずに走っていたので……」

「いえ、私も急いでいて前を見てなかったので……あっじゃあ!すみませんでした!!」


そう言って彼女は去っていた。まっ現実なんてそんなもんだよな、うん。別に期待して無かったし、うん。にしても可愛かったなぁ〜あれだ、高嶺の花ってやつだ。


「さっアイス溶ける前に帰るか〜」

そこからは特に何も無く、無事に家に着いた。ちなみにアイスは少し溶けていた。後無事に妹から500円の回収に成功した。飯もう作らないからな、と言ったら直ぐに差し出してきたよ、そこまでして俺に作らせたいのかよ……

今日の飯は冷蔵庫にあった賞味期限ギリギリの納豆に妹が納豆だけは寂しいからなんか作ってと言われたので適当にワカメとネギの味噌汁を作った。合うかかと言われるとなんとも言えないが美味しかった。


「現在時刻19時20分……よし、日付変わるまではできるな」

日付変わるまでとは言ったものの日曜だしオールしても良いかもな、とか思いながらログインした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ーーーー!」

「うおっ!?」


開始早々スが顔面に飛びついてきた。スラが透明なおかけで前は見える、顔が重いけど。俺って確かフィールドでログアウトしたよな?そして現在地は街のいつもの噴水と……さぁステータス見るかー!もはや、やけくそである。


名前 レイ Lv3

ジョブ テイマー Lv4

種族 ヒューマン

HP150/150

MP120/120

STR 12

VIT 10

INT 20

MND 14

AGI 40

DEX 10


ジョブスキル モンスターハウスLv3(残り収容可能数 3) モンスタースローLv5 new 従魔強化Lv1

スキル テイムLv2(残りテイム可能数 1) newモンスター騎乗

パッシブスキル 死んで学ぶ

SP0

【称号】『賑やかな人生の終わり』


装備

少し長い杖

初級テイマー防具

初期テイマーフード付きマント

残りアクセサリー枠5

所持金 100G


あれ?ステータス上がってなくね?あれか、上がり幅がランダムだからか。今回は何かのステータス+0って事だろう、ざっけんな!まぁ調整としては完璧なのかもな、必ず+xならば死に戻りしてるだけで強くなれるからな。もしかしたら+(-x)なんかもあるかもな。


「くるくる〜?」

「うん?あぁどこに行こうかだって?そうだな〜……あのクソリーパーに復讐しに行くか、レベル上げて」

あの森にいるゾンビやスケルトンを狩ればレベルも1位は上がるだろうしそれにあの森は何かある気がするんだよなぁ、何かあるって確信は無いけども。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

という訳で現在死霊の森にいる。クソリーパーを探しながらゾンビやスケルトンを狩るがどうやらこのゲームは個体差が激しいらしい、スケルトンは剣を持っている個体や弓を持ってる個体、槍を持ってる個体がいるし、ゾンビでも遅かったり何故か速かったりする個体がいる。レイスに関しては敵対してこないやつまでいる。だがイベントとかは発生しないし、謎が深まるばかりだ。あと、俺のレベルは上がらなかった。代わりにアクのレベルが3レベルに上がった。


名前 アク Lv3/40

種族 ミニデーモン(鎌)

HP100/100

MP120/120


STR 30

VIT 5

INT 5

MND 5

AGI 20

DEX 5


種族スキル 狂暴化Lv2

スキル 大回転Lv3

パッシブスキル 浮遊

sp30


レベルが上がることで上がるのはSTRか、元のAGIは割と高いから上げるなら大回転で敵の近くにいる事が多いのも考えてVITやMNDか、STRはまだ大丈夫だろう。よし、VITとMNDに15振ろう。


「にしてもあのクソリーパーいないなぁ……」

前回楽に会えたのは偶然だったのだろうか?森の奥の方に進んでいるがあのクソリーパー(トレーニーグリムリーパー)と一度も出会っていない。実は会えること自体珍しい存在だったのか?それかアクをテイムした影響か……まっ後者だとしたら仕方ないと割り切るしかないだろう。アクを手放すなんてできないからな。


「ーーー!ーー!」

「いきなりどうしたんだよ、スラ」

「ーーー!ーーー!」

「ん〜?」


スラが必死に何かを伝えようとしているが全然分からない。ただ表情で焦っているのは分かる。森の奥の方になにかあるのか……?


「くるくる〜?」


どうやらアクは何も感じていないらしい。これはどうしたものか……現在は前回より森の奥地だがモンスターが強くなっていたりはしない。出るのも相変わらずゾンビやらスケルトンやらレイスやらで死霊系である。


「うーん……取り敢えず進むか!」

「ーーー!?ーーー……」


スラは驚いた表情を見せた後呆れたような目を向けてきた。全く、表情豊かになったもんだよ。最初の頃は表情が全く分からなかったというのに……最初の頃っていってもつい最近だけどな。


「くるくるー!」

「ちょ、アク早すぎるって!もう少しゆっくり行こうや〜」

「くる〜!!」


森の奥に行くにつれてアクのテンションが上がっている気がする。いや、気のせいとかでもなく100パーセント上がっている。これは遂にいるんじゃないか、クソリーパーが!!しかし、そんなクソリーパーとの再会を望む俺の願いは届かず目の前にある警告文が現れた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この先はボス戦となりますが前に進みますか?

※推奨レベル 10

YES NO

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ま、まじか〜……えっ?この先ボスいるの?というかクソリーパーとは普通に会ったからあいつボスじゃないの!?普通に考えればボスの方が強いけどもゲームによっては徘徊系のボスの方が強かったりするよな……まぁどうやらあのクソリーパーはボスじゃないっぽいけど。というか推奨レベル10って……普通に考えればプレイヤーレベルだよな?ジョブレベルとかあるんだし何のレベルかは明記して欲しいな。


「ーーーー!ーーー!」

「まぁそれが妥当だよなぁ……」


スラが服を引っ張って戻ろうという事を伝えてくる。頑張って服を引っ張ってる姿可愛いな……っと今はその事じゃなくてボスの事だな。正直死んでも問題はないしなんならステータス上がる可能性があるしでメリットしかない訳で……うん、予めボスを知っといた方が対策できるしな。


「よし、YESだ!」

「ーーー!?」

「ーーー!!」


スラは驚きの表情を見せて、アクは嬉しそうに回っていた。そして目の前が光に包まれて気づいたら洞窟の前にいた。


「洞窟の前……という事はボスは蜘蛛とかなのか?」

「ーーー!!」

アラクネとかいるのかもしれない、と少し期待していたらスラが何かを察したのか頬を膨らませて明らかに怒っていた。可愛いねぇ〜と思いながら俺は無言でスクショした。


「洞窟というには明るいな」


光ってる石がそこら辺に落ちている為か洞窟の中は明るかった。蜘蛛の巣は見当たらないし道中の敵もいないらしい。ならなんで洞窟、しかも道中があるんだ?ボスの伏線とか探せばあるんだろうか?


「ーーーー!?」

「くるくる!?」

「あ〜……まじか」


それは何の前触れもなく、突然現れた。フードを被り、身の丈に合わない鎌を持ち、黒髪を揺らして現れた少女。見た瞬間に俺は思った、あっこれ無理なやつだ……と。なんせ表情された名前が()()()だから。


ハイビスカス「やっほ〜!!久しぶりです!!ハイビスカスだよ〜!」

タンポポ「どうもなの!タンポポなの!約1ヶ月ぶりなの!作者ふざけんな、なの!」

ハイビスカス「はいはい、作者批判はそこまでだよ〜?これ以上言うと作者の手によって出番が減るよ?」

タンポポ「そ、それは困るなの!けど作者はサボってーーーたりーーーたりーーーしたなの!」

ハイビスカス「ほら、発言が規制され始めたよ?」

タンポポ「ごめんなさいなのー!」

ハイビスカス「タンポポが泣き始めちゃったしそろそろ今回の振り返り!」

タンポポ「な、泣いてないなの!文面だけなのを利用して嘘の情報を教えないで欲しいなの〜(´;ω;`)」

ハイビスカス「え、絵文字まで使用し始めるなんて……強いね。よし!強行で今回の振り返り始めるよ!!今回はタイトルの通りメインヒロインが初めて出てきたね」

タンポポ「けど今回初登場の女性キャラって二人いるの!ラブコメ展開ちゃんと死神姫ちゃんなの!妹はどう頑張っても妹なの!!」

ハイビスカス「まぁ普通に考えたらラブコメ展開ちゃん(仮名)なんだけど……もしかしたら死神姫ちゃんもあるかもね〜」

タンポポ「今後の展開が楽しみなの!」

ハイビスカス「という訳で今回も読んでくれてありがとう〜!!次回も!」

タンポポ「お楽しみに!!なの!」


どうも、タンポポの出番減らそうか悩んでる(冗談)作者です。いやぁ……思った以上に遅くなりました。あっちなみに本来のボス、勇者パーティが倒したのは死神姫ではなく死神です。今回運良く(?)ユニークモンスターに会いましたね。え?ご都合主義だったのかって?まぁこの作品、元は良くあるVROOMの作品みたいにトップを突っ走る作品だった影響でキャラ設定などある程度ありましして、その時の名残りですね。今のスラはまんまその時の設定です、結構弱体化してますけど。アクは元はスラと同じ感じの進化でしたけど……っとこれ以上は明かせませんね。ここでお知らせです。今回の話が遅れたお詫びとして30日or31日に今年最後の話を投稿します。(確定事項)

次回は死神姫との戦闘です。一体どんなスキルを使うのか、というかそもそも瞬殺されてスキルを見ることすらないのか……その結末をお楽しみに!!


追記)運営回で出てきた死の天使ですがデザインが人になった影響で名称が変わったっていう設定です。

つまり死の天使=死神姫です

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