VSトレーニーグリムリーパー
「『モンスタースロー』!!」
スラをトレーニーグリムリーパー......死神の中心部に投げる。死神は鎌を下ろそうとしているから守ることはできない......なんて思っていたら謎のバリア的な物によって普通に防がれてしまった。
「お前そんなの持ってなかっただろ!?ってやべっ!!スラ、そのままでいろよ!」
急いで前に走り出し、何とか鎌の攻撃を回避しそのまま槍状態のスラを拾った。こちらの間合いを考えた時、大振りを強制される隙の大きい死神姫の鎌よりか、スラを握って戦った方が良いだろうという判断だ。
「アァァ!!」
「は?いや、え??」
急に死神が雄叫びを上げると4mくらいあった巨体の姿が目の前から消えた。これあれだ、死神姫の時にもあったギミックだ!?
「アァァ!」
「うおっ!?」
攻撃寸前で声を出す仕様(?)のおかげで何とか回避できたがまた奴は姿を消した。このギミックこんなに広い場所だと厄介だな......そうだ!
「スラ、盾に変われ!」
「ーーー!」
「アァァ!!」
「『従魔強化』!!スラ、頼んだぞ!」
「ーーーー!」
死神の攻撃を盾となったスラで正面から受け、スラの『捕食』を使ってみる。効果的に謎の守りを貫通するのでは?という考えだ。
「ーーー!?」
「なるほどそうなるのかぁ、っと危な」
結果は謎の守りに引っ付く、だった。この場合守りが2%つづ削れてくのか?というか間合い的にスラは攻撃されないのか?
事実、守りにくっ付いているのに攻撃されてないしな。いや、ヘイトがこっちに向き続けてるだけか?まぁ攻撃されないならそれでいいや
「スラ、守りが割れるまではそのままでいろ!」
「ーーー!」
スラに指示を飛ばしつつインベントリから死神姫の鎌を取り出し、攻撃を正面から受ける。
STR値が同じなら受け止める事ができ、低いなら押し切られる、高いなら逆に押し切れるが……
残念ながら同値くらいだな。ぶっ飛ばされないだけマシと思うか。
「アァ!!」
「ぐっ……!」
こりゃ相手の方が少し高いな、押し切られそうだ。というか目の前に鎌の刃が迫るとかどんなホラゲーだよ、少しでも力を弱めたら顔面からグサッだよ。
力を込め強く死神姫の鎌を握って押し返そうとするが微塵も動かない。
スラはずっと守りを捕食し続けているが変化が……あれ、なんかヒビ入ってね?このままいけば壊せそうだな。
勝てそうなんだ、なら俺も色々捨てるしかないよな……!例えば従魔に怒られない未来とか!
まぁよく考えると、どう頑張ってもいつかは怒られるんだけどな。
「『召喚 アク』!いきなりだが文句言わずに戦ってもらうぞ、アク!!」
「くるくる!?」
「スラ!的を作れ!!」
スラに指示すると円形状に広がっていたスラの身体が半円状となった。
「アク、『大回転』!」
「くるー!!」
縦方向にぐるぐる周り謎の守りを攻撃し続けているが割れはしない、がしかしヒビはどんどん広がっている。そして遂にパリンッという音と共に守りが砕けた。
「アァ!?」
「さぁここからが本番だぞ、死神ィ!!『モンスターハウス』!」
『モンスターハウス』でアクとスラを両方回収してスラを死神の真上に再召喚した。
「スラ、頼んだぞ。『強化打撃』!」
「ーーーー!」
「アァァ!?」
頭上からの強化打撃により死神は地面に押し付けられた影響で腕が上がったその隙に鎌を構えた。
「覚悟しろよ、死神。『魂狩り』!!」
隙のできた死神の懐に入り込み横向きに大きく鎌を振った。『魂狩り』は大きく振る必要のある隙の大きいスキルだが確実に敵を絶命させられる強力なスキルだ。こういう場面だと本当に重宝する。
「アァ……!……ァァアア!!」
「ッ!?ヤベッ!!」
一度声を上げ完全に倒したと思ったらまた息を吹き返した、つまり第二形態な訳だ。というか死神なのに即死耐性ないんだな。
ってそんな事は今はよくて、俺は現在死神の懐にいる訳でして……こーれ死にましたね、はい。今から回避行動しても間に合わない、何故って?鎌を最後だと思って必要以上に大振りした結果、死神の鎌が防げないからだよ!……仕方ない、後が怖いけど召喚するか
「『召喚 ヒメ』!」
「!!」
ヒメが魔法陣から般若の面を被って現れた。あ、これは憤怒通り越してますね。これ指示聞いてくれるかな……?
「ええーっと言いたいことは分かるが一先ずは助けてくれ!」
「ッ!!(頷いてから死神の手首から先を切り裂く)」
「すまん、助かった!『モンスターハウス』!」
「!?」
死神の懐から退避しつつヒメを『モンスターハウス』で回収した。般若の面のせいで表情は分からなかったが反応的にすっごく怒っているかすっごく驚いていたかのどちらかだな。後者である事を切に願う。
第二形態の死神は足が生え、さっきまで感じなかったプレッシャーを放っていた。
思ったより見た目の変化がないのは驚いたが再生能力はそれなりに高いらしい、ヒメが切ったはずの両腕が生えてきてるしな。それと切った影響かは分からないが鎌の持ち方を変えたな、両手ではなく左手のみで持ってやがる。佇まいが完全に強者だ。
「スラ、悪いが最初のうちは一体一でやらせてくれ」
「ーーー?」
「理由はって……テイマーの俺が一人でどこまでやれるのか試そうと思ってな。多分すぐ呼ぶことになるから準備しといてくれ」
「ーーー!」
スラが両手を上に上げ〇を作った。許可が出たらしい。
「ありがとうな、それじゃ危ない時は頼んだぞ。『モンスターハウス』」
『モンスターハウス』の中にスラを入れて緊急時にすぐ出せるようにした。
「さぁそれじゃあ……始めるか!」
「アァ!!」
正面から死神に向かって走り姿勢を低くして足を切り裂こうと右手のみで鎌を振るが死神がバックステップを踏み回避、直ぐに縦振りの構えをして首を狙いにきた。
本来なら回避できずにそのまま首を刺されるだろう、実際回避も防御も間に合わない。だが『武身一体』の効果によりある程度の鎌では無理な動きもできてしまう。つまり……
「こういうことが出来るんだよなぁ!」
「アァ!?」
振った後、直ぐに刃の内側の向きを死神の身体の方に向け脇腹あたりを目掛けて鎌を振り上げた。
「マジか……!?」
「アァァァ!!」
俺が振った鎌は謎の守りに防がれてしまった。
第二形態になったから守りも復活した訳か
「『モンスターハウス』!スラ、頼む!」
「ーーー!!」
スラを出して死神の攻撃を防ぐ、スラのVITは65でダメージを1しか負ってないという事は第二形態でもSTRは65はないって事だ。まぁスラはVIT特化で育成してるからそれを越えられたら俺は死ぬしかなくなるけどな
「スラ、さっきのをもう一回だ、『捕食』!」
「ーーーー!」
何が原因で謎の守りが壊れたのか分からないからな、同じ事を繰り返すのが手っ取り早い!!
「『モンスターハウス』!アク、頼むぞ!『モンスタースロー』」
「くるくるー!!」
「アァァァ!!」
『モンスタースロー』でアクを投げる、当然死神は防ごうとしてくるからそれを妨害する訳なんだが……
「所詮は足が生えただけで目立った強化はされてないんだな!!」
「アアアァァァ!!」
「ぐおっ!?」
それなりに均衡していた力関係だが第二形態になった事で均衡が崩れ去り、俺が神は攻撃しないらしい。
いやまぁ可能性として俺を倒せば従魔も倒せるからそれを狙っての事なのかもしれないけども……そこまで賢いAIは第一層には搭載されていないと願おう……
「『モンスターハウス』!ヒメ、こっからは共闘だ。全員であの死神を冥界に送り返してやるぞ!!」
まぁ冥界がこのゲームに存在するか知らないけどな
「(頷いて鎌を構える)!!」
「準備はいいな?じゃあ行くぞ!!」
ヒメは姿を消し、死神の背後を取るが予測していたと言わんばかりに死神が回し蹴りを繰り出した。
コイツ……武術まで取り入れてるのかよ……死神が武術使うな!!けどもその回し蹴りはちょっと余裕があり過ぎるんじゃないか?隙だらけだぞ?
丁度俺が攻撃しようとしたタイミングでパリンッと何かが割れる音がした。多分だが最初より時間がかかっている。
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種族スキル 捕食
相手にまとわりついて相手の最大HPの2%を削り続ける。攻撃中はVITが90%カットされる。
消費MP 20
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ちなみにだが『捕食』はβ版と仕様が異なっており50%が90%になり、消費MPは20のみとなった。つまり簡単に剥せるしなんなら死ぬ危険すらあるけど消費MPは少ないよ、という感じのスキルとなっている。今回の死神相手ではタゲが向かないおかけで何とかなったが普通は使いずらいスキルとなっている。
「さぁ、これで終わりだ『魂狩り』!!」
「ッ!!」
隙だらけの胴体に俺が振りかざした死神姫の鎌は死神に当たった。つまりは勝利な訳だ、いや〜やっぱりこの武器封印した方がいいのかな〜?『即死』って強すぎるし面白みが半減するような……(この思考の間僅か2秒)
そんな俺の思考は間違いだったとすぐに気づかされた。確かに、俺の死神姫の鎌はスキルを発動した状態でヒットした。なのに……
「アァァァ!!」
「ーーー!」
「す、スラ!ありがとうな、助かった!」
「ーーーー!!」
普通に受けて更には鎌で攻撃されたがスラが咄嗟に俺と死神の間に入り、何とか助かった。
というか第二形態になった事でこいつは『即死』に対する耐性を得たらしい。
なななになは
「ァァ」
「なんでだろうなぁ……なんかドヤ顔してるように見えるが謎の守りがないならまだこっちが有利だなんだよなぁ!!頼んだぞ、ヒメ!!」
「ハァ!!」
「ァァァァア!!」
ヒメは蹴りによって軽く吹き飛ばされていたが強襲には間に合ったようでさっきのお返しだと言うように大きな鎌を振るった。というか何気に初めてヒメの声を聞いた気がするな?え、頑張れば喋れるのでは?ってそんなこと考えてる暇なかったな
「畳み掛けるぞ!『従魔強化』!」
「くるくる〜」
「ーーー!!」
「っ!」
「それじゃあアク、俺の武器になってもらうぞ」
「くるくる!?」
「よーし、じゃあ行くぞー!」
アクが「えっなんで!?」という感じで講義してきたが有無を言わさずに鎌の持ち手を握り(死神姫の鎌はストレージに入れた)姿勢を低くして死神に向かい、足を狙いに突っ込んだ。
「アァ!!」
「ーーーー!」
「うおっ!?あっぶないなぁ!!」
ヒメの猛攻撃を姿勢を逸らして躱し、再度こちらを向いて俺の首を狙って鎌を振り下ろしてきた。肩に乗っているスラのお陰で助かったが正直危なかった。
というか死神はそんなに俺の首を切りたいのかって位首を狙ってくるな、やっぱりこのゲームはホラゲなんじゃないか?
「お返しをくれてやるよ!!」
「ァァッ!」
アクを死神の足に向けて横に振ったらバックステップで普通に避けられた。解せぬ……
「簡単に後ろに下がったが……ヒメの存在を忘れてないか?」
「アァ!?」
「ッ!!!」
ヒメはどうやら『斬撃(強)』を使っているらしく鎌に少し白いエフェクトが掛かっている。
ここで初めて第二形態のHPバーが見えた。
というか結構久しぶりに見た気がするな、相手のHPバー。死神姫の鎌は即死をもってるから見ること少なかったんだよなぁ...
「おいおい、ヒメが可愛いからってヒメの方ばかり見るなよ?『モンスタースロー』!」
「ーーー!!」
『モンスタースロー』でスラを投げ、タゲをスラの方にしようとしたんだが……スラは死神によって簡単に掴まれた。
「アク、突っ込むぞ!!『狂暴化』!」
「くるくる!!」
アクが『狂暴化』による効果で赤いオーラを纏始めた。こんな演出無かった気がするがそれを考えるのは後でいい。今はただ、あいつを倒す事だけを考えろ!!
「『モンスターハウス』!はぁぁ!」
「アァ!!」
「今だ、ヒメ!」
「ッ!」
「グゥ...ァァァァア!!」
『モンスターハウス』でスラを回収、その後に胴体部を狙ってアクを縦振りするが鎌によって防がれたが、その隙にヒメに攻撃をしてもらう。HPバーを確認すると死神の残りHPは約9.5割位になっていた。
「ヒメ、一旦後退するぞ!!」
「(頷いてこちらの方に下がる)」
さて、どうしたもかな〜......このまだと間違いなく負ける。ヒメの残りMPは神出鬼没と斬撃(強)で......60か。
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スキル 神出鬼没
五分間の間は自由に姿を消すことができる。
姿が消えている際は物理攻撃を無効化できる
消費MP40
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スキル 斬撃(強)
斬撃を飛ばすことができる。大きさや威力は消費MPによって変わる。レベルによって消費MPが変わる。
消費MP50→40→30
※最初は50、Lv5で40、レベルMAXで30となる
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スラは『変幻自在』を何回かと『捕食』を二回だから大体90くらいだろう。
アクはMPを使うスキルが今のところ『斬撃』しかないから問題は無いな。
というか従魔のHPだけじゃなくてMPも表示するようにしてくれたらなぁ......いや、ステータス画面出せば残りMPは分からるんだけどね?以外にでかいから視野狭まって戦闘の邪魔なんだよね......
「っと、やっと追いついてきたのか?随分と遅いじゃないか」
「アアァァ!!」
「やっぱりその足生やしたのは弱体化だろぉ......よ!」
「アァ!!」
俺は今死神姫の鎌を装備し直しているからSTRとAGIが+21されている。俺の元のAGIは35あるから合計で51ある。対して死神は足が生えたことで多分だがAGIが下がった。速さだけの勝負なら今は勝っている。ならばこの状況を活かさない理由はない!
「さぁ鬼ごっこの始まりだ!!お前の残りHPは約9割、この9割が削り切れる前に俺を捕まえ、倒すことが出来たら俺の勝ち、削り切れる前に俺を倒せなかったらお前の勝ちだ!!」
「アアアアアァァァァア!!」
「頼んだぞ。ヒメ、スラ、アク!」
「っ!」
「ーーー!!」
「くるくる!!」
こうして、俺達とトレーニーグリムリーパーによる鬼ごっこが始まった。
ハイビスカス「やっほー!!久しぶりだね〜!ハイビスカスだよ〜」
タンポポ「久しぶりなの、タンポポなの!作者は遅すぎなの!!」
ハイビスカス「いやまぁマイペースで投稿していくっていうのがこの作品のポリシーだしねぇ......」
タンポポ「だとしてもなの!!初イベントとか親友との遭遇とかヒロインとのあれこれだとか書くことは決まってるんだから早く書けなの!!」
ハイビスカス「そんなタンポポさんにお知らせです、なんと作者からこんなコメントを頂いています!『現在二作品同時連載してるけど現実で忙しかったりなんたりで全然書けてないから片方に集中しようと思ったので、取り敢えず初イベントが終わるまではこの作品の方に集中しようと思います』だってさ」
タンポポ「やったなの!けどこれって投稿頻度早まったりするの?」
ハイビスカス「さぁ?そこは作者次第かな〜モチベが上がらなかったり魔王業が忙しいとかシャドウバースっていうので忙しいって言ってるからねぇ、あの作者」
タンポポ「現実が忙しいのにゲームとかにうつつを抜かしてるから進んでないだけなの!欲望まみれなの!」
ハイビスカス「っと今回はここまでだってさ。それじゃ次回もお楽しみに〜」
タンポポ「なんか強引に終わったなの!?じ、次回は死神戦決着と遂にあのキャラが登場!?ということらしいの!楽しみにしてて欲しいなの!!」
※あくまで次回予告は予定です。ある程度は次回予告通りですが一部違う場合もございます




