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死霊の森

あの後課題を少しだけやってベットに入った。

昼頃まで寝てる予定だったんだが……


「お兄ちゃん〜!朝ごはんまだ〜?」

「人を叩き起しといてその態度なのかよ……もう少しだから待っとけ」

「はーい」


妹に文字通り叩き起されて朝食を作らされている。こいつ俺が昨日何時に寝かのか知らないのだろうか?まぁ知ってたらそれはそれで怖いけども


「ふわぁ...…」

「何お兄ちゃん、寝不足なの〜?夏休みだからって昼夜逆転はこの私が許さないよー?」

「お前の朝食が無くなるからだろ?」

「ふっふっふ、大正解〜!」

「なんでそこで高笑いしてんだよ……ほら、出来たぞ」


今日の朝食は食パンと軽いサラダだ。というかこれぐらいなら自分で作って欲しいんだが?サラダとか切って盛り付けるだけなんだし(あくまで主人公の自論)誰が作っても変わらないだろ。


「お兄ちゃんありがとう〜それじゃあ昼ごはんもよろしくね!」

「はいはい、分かってるよ」


俺はいつもより早めに朝食を食べ終え、妹になにか言われながらもさっさと自分の部屋に戻った。


「それじゃ……リンクスタート!」

※毎度言いますが主人公が気分で言っているだけです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

始める時の決まり文句を言ってログインした。

さて、今日はレベ上げをしてからもう一度第一エリアのボス戦だな。前回よりレベルは高いし今挑んでも勝てるだろうが備えあれば憂いなし、だ。


「やっほ〜!皆大好きハイビスカスちゃんだよ〜!!」


……あれ?挨拶変わった?皆大好きなんて言ってたっけ??


「なんで不思議そうな顔してるのかな?」

「いや、挨拶変えたのかなぁと思いまして」

「いや〜つい最近挨拶考えろって上の人に言われてさ〜ってそんな事はどうでもいいんだよ!」


あ、どうでもいいんだ。というか上の人って誰なんだろうか?あれか、会社の社長とか!?


「正式リリース版から二回目以降のログインは最初の場所が選べるようになったんだよ!という訳でどこにする?君の今の選べる場所はいつもの噴水の前か南門前、北門前だよ。あ、ちなみにだけどボスを倒して第二エリアに進んだらそっちの方も選べるようになるよ」


ほぉ〜β版では前回ログアウトした場所だったが開始場所が選べるようになったのか。まぁ前の仕様のおかげで称号手に入れた身としては改良されたとは心から言えないが普通の人からしたら有難い仕様だろう。


「それで、どこにする?」

「えーっと……」


レベル上げもしたいがβ版の時の事を考えるともうボスは倒せる……よな?スラの圧倒的なVITで突破したから微妙なんだよな……よし、取り敢えず挑んでから考えるか!


「南門前でお願いします!」

「りょーかい!それじゃ、今回も楽しんでね〜!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「おぉ〜本当に南門前にいる」


前回はいつもの噴水の場所でログアウトしたが目を開けるとそこは南門前だった。しかも通行人の邪魔にならないように端の方に立っていた。従魔は……どうやら召喚が必要らしい、そこら辺の仕様変更も言ってくれると有難かったな。どうやら最初から召喚されているんじゃなくて初回の召喚がMP消費なしでできるようになったらしい。(ヘルプより)

という訳で折角の機会だから従魔なしの戦闘だと経験値配分(?)が起こるのかどうかの検証をしてみることにした。まぁ検証はサブでメインはボスの場所探しなんだけどな。β版の時と場所が一緒なら助かるんだが……万が一があるし、β版との違いもまだはっきりとは分かってないから練り歩いてみようと思う。


そんなこんなで現在は死霊の森に来ている。ここに来るのは久しぶり……でもなかったな、あのゴーレムもどきはなんだっだのだろうか?まっそのうち分かるだろ。でもって今は茂みに隠れている、理由は……


「ゴォ……」

「ガァ……」

「(カタカタ)」

「シュー……」


多種多様な死霊系のモンスターの群れらしきもの見つけたからだ。というか……なんか今日出現率高くない?この前はこんなに湧いてなかったよな?まぁ多い方がありがたいけども


「それじゃあまずは……お前からだ!」

「(カタカタ)!?」


茂みから抜け出し大鎌を横に大きく振って目の前のスケルトンの首を刎ねる。スケルトンは首から上を斬るか頭蓋骨を割らないと最低二回は復活してくるの、本当にどうかしてると思うので修正お願いしますよ運営さん!!


「ガァ!」

「おっと、悠長にしてる暇は無さそうだな!」


後ろからのゾンビの奇襲を何とか避けた俺はそのままゾンビを『魂狩り』で倒す、本来なら最低一回は復活するゾンビだが即死攻撃なら……なんていう希望はすぐに消え去った。いつも思うが死霊系って面倒だな。何回も復活してくるし手間は掛かるし。


「よっ!」

「(カタカタ)……」

「ガァ……」


大鎌を横に大きく薙ぎ払い周囲の死霊系を一掃する、けどもレイスはスキルを使わないと倒せないから当然残る訳で、そして残るということは反撃を食らうということだ。


「ゴォ!」

「ぐおっ!?」


薙ぎ払いの弱点はその後の隙が大きいところだな、痛覚設定をそれなりに高くしているからか思ったより痛かった。やっぱり切ろうかな、痛覚設定。


「『魂狩り』」


魂狩りを使用してもう一度大きく横に薙ぎ払う。今度はレイスと復活したばかりのゾンビやスケルトンを巻き込んでだ。


「ふぅ、取り敢えずは一掃できた……って訳じゃないんだな」


戦いに夢中で気づかなかったがどうやら援軍が向かってきていたらしい。目の前には王冠を被り、いかにも高そうな豪華な鎧を着ているスケルトンが佇んでいた。


「(カタカタ……)」

「なるほど、これがスケルトンの特殊個体って事か」

「(カタカタッ)!」

「はっ!?」


戦闘はなんの猶予もなく始まった。気づいた時には剣の間合いまで詰められ、気づいた時には切られていた。


「やってくれるじゃねぇ……か!!」

「(カタカタ)」

「チッ!」


俺の反撃は軽々と避けられた。流石に従魔なしでは勝てないか……?


「やべっ!?」

「(カタカタ)!」


どうやら少しも考える時間はないらしい、というか気づいたら剣の間合いってどういう事だよ!ここ第一エリアだよね?明らかな難易度調整ミスだろ!!いや、テイマーが従魔なしで戦闘してる事がおかしいんだろうけど!


「(カタカタ)!」

「うぐっ!」


今回は何とか防御に成功した。そして俺はそのまま相手の鎧を掴み、スケルトンの後ろにスラを召喚する。


「ーーー!?」

「いきなりですまんが加勢を頼む!」

「ーーー!!」


俺が加勢をお願いするとスラは勢いよくスケルトンの頭を包みそのまま『捕食』を使い、スケルトンの頭を消し去った。あっけない終わり方だったな……


「ーーー!!」

「分かったからそんな顔するなよ、スラ」

「ーーーー!」


スラはすぐに人型になり起こった顔を向けてきた。いやぁ……相変わらず可愛いな、ほんと


「ーーー!!」

「分かった、分かった。ちゃんと今度から戦う前に召喚するよ」

「ーーー!」

「はいはい」


何と言うか……いつの間にか普通に会話できるようになっている!?いや、言葉交わしてないから会話ではないんだがスラが何を言いたいかが自然と分かるようになってきている!!こ、これは……愛の力ってやつなのか!?あっちなみにさっきの会話(?)の内容は会話にするとこんな感じだ


「危ないですよご主人様!!」

「分かった、分かった。ちゃんと今度から戦う前に召喚するから」

「言いましたからね、約束守って下さいよ!」

「はいはい」


とまぁこんな感じだ。そしてさっきからスラがさっきのスケルトンの方を見て威嚇(?)している。可愛いなぁ……ってなんでまだポリゴン化してないんだ、あのスケルトン!?ま、まさか……


「(カタカタカタ)!!」

「(カタカタ)!」

「(カタカタ)!」

「(カタカタ)!」

…………

……


「カタカタカタカタ煩いわ!!というかあれか、死霊系モンスターの特殊個体は復活するのが当たり前なのか?」

「ーーー!!」

「あぁ、分かってるよ!」


久しぶりにスラだけとの共闘だな、懐かしい……って程昔でもないか。さぁ、スラにカッコイイところを見せないとな!!


「てめぇら全員かかってこいやぁ!」


軽く鎌を振り回し一掃、その後すぐに姿勢を戻し飛びかかってくるスケルトンを一体ずつ処理していく。


「クソッ、いくらなんでも数が多すぎだろ!」


倒しても倒しても湧いてくるとかどんなクソゲーだよ!!まぁ一体一体は弱いから良いけども……仕方ない、いい加減テイマーらしく戦うとするか


「スラ、頼んだぞ!」

「ーーー!」

「『モンスタースロー』!」


スラを呼び寄せいつも通り、槍になってもらい特殊個体のいる方向に真っ直ぐ投げた。そしてスケルトン達が湧いて出てくる前に特殊個体との距離を縮める


「よぉ、これで終わりだ!『魂狩り』!」


魂狩りを使用し鎌を下から上に大きく振り上げる。いい感じに当たったのか特殊個体を見てみると綺麗に縦に割れ、一部がもうポリゴン化していた。そして全てがポリゴンとなり跡形もなく消えると湧いていたスケルトンもそれと同時に姿を消した。


「ふぅ〜……やっと倒せたな!」

「ーーー!」

「おっ、宝箱あるのか」


実は何かのボスだったりしたのだろうか?宝箱形式なのは死神姫の時と今回くらいしかないしボスか特殊個体のどっちが宝箱形式なんだろうな、まぁ多分後から慣れるだろ。そんな事より今は中身だ!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

武器 王者の朽ちた剣

スケルトンキングが使っていた剣。禍々しいオーラを纏っている。何か隠された秘密があるのかもしれない……?

武器スキル 亡者召喚 ソウルイート

STR+45 AGI+35 VITー25

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

武器スキル 亡者召喚

大量にスケルトンを召喚するスキル。

多くの亡者を率いし姿は古の亡者の王のようだ

(使用者が死ぬまでの永続効果)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

武器スキル ソウルイート

このスキルが付与された武器でモンスターを倒すとHPが10、MPが20回復する。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アイテム 亡者の王の冠

スケルトンキングが被っていた王冠。

VIT+10 MND+15

パッシブスキル 亡者の王

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

パッシブスキル 亡者の王

一定範囲のスケルトンを使役することができる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ざっと見た感じだと……普通に強いがチートって程でもない強さか?今使っている死神姫の鎌だがデメリットなしで即死攻撃持ちって事を考えるとデメリットがあり、回復スキルと召喚スキル持ちはちょっと微妙な気がする。まぁ亡者召喚で出したスケルトンを倒して回復できると考えてもVIT-25はデメリットの方が大きいだろう。それともう一つの亡者の冠だが効果が限定的過ぎて使いづら過ぎるな。


「ーーーー?」

「あぁ、流石に今の装備から変える程じゃなかったな」

「ーーー!」

「そうだな、少し落胆したがレベルアップしたし気分転換にステータスの更新をするか」

「ーーーー!!」


名前 スラ Lv6/80

種族 変化スライム

HP225/225

MP150/150

STR 25

VIT 65

INT 5

MND 5

AGI 7

DEX 5

種族スキル 捕食LvMAX 擬態Lv2 変幻自在LvMAX

スキル 硬化Lv2 人化Lv2 new強化打撃Lv1

SP8



名前 レイ Lv10

ジョブ テイマー Lv10

種族 ヒューマン

HP350/350

MP200/200

STR 25(+21)

VIT 25(+20)

INT 60

MND 10(+20)

AGI 35(+21)

DEX 25

ジョブスキル モンスターハウスLvMAX(残り収容可能数 7) モンスタースローLvMAX 従魔強化Lv4 new種族スキル強化

スキル テイムLv8(残りテイム可能数 3) モンスター騎乗 モンスター強化Lv4 従魔回復Lv5

パッシブスキル モンスター界の人気者

SP30

【称号】『賑やかな人生の終わり』


装備

武器 死神姫の鎌

初級テイマー防具

死神姫のフード付きマント

残りアクセサリー枠5

所持金 850G


おぉ〜今までだったら二レベル上がることなんてなかったのに今回は二レベル上がっている!!やっぱり従魔を出さなければ経験値配分は行われないということだろう。


「さて、それじゃあ回りの死霊共を倒して本格的にボスを探すとするか」

「ーーー?」

「あ、いや……まぁ召喚しなかった事がバレてるからな、怒られそうで怖いんだよ……」

「ーーーー……」


そんな「うわぁ……主なのに威厳がない」みたいな感じの目を向けないでくれ、悲しくなるから。いやまぁ可愛いんだよ?可愛いんだけど……うん、癒しの力より心にくるダメージの方が多いな。


「よし!!嫌なことは忘れてさっさとボスを探すか!!」

「ーーー!」

「ふっ、逃げるは恥だが役に立つとはまさにこの事なんだよ!」

「ーーーー……」


という訳でボスを探す事を強行した。スラはずっとジト目だが……可愛いからいいや。というか前回はこの辺りでボスステージ見つけたよな?やっぱり場所は変わってるのか?


「うーん……やっぱり場所が変わったんだろうなぁ。けど景色とかは変わってない……ような気がするから場所だけ変更になったんだろうなぁ」


場所が変わったとなるとボスも変更があったんだろうか?だとすると初見攻略になる訳だしもう少しレベルを……うん?


「スラ、さっき黒い外套を着たスケルトンが居なかったか?」

「ーーー?」

「そうか、じゃあ鎌を持っていたのは?」

「ーーーー!!」

「そうか……スラ、予定変更だ」

「ーーー?」


あぁ、やっと見つけたよ。思わぬ遭遇だがそんな事はどうでもいい


「あぁ、久しぶりだなぁ……死神!!」


気づいたらスラを肩に乗せ、俺は走り出していた、やっとだ、やっと見つけた。βテスト版には居たが思ったり製品版は変更点があったから別のエリアに移動したとかを考えたがやっぱり第一エリアに居た。


「!アァァァ!!」


リーパーが俺を見つけて大鎌を大きく振り上げた。突っ込んだら間違いなく上からグサだ、なら……


「スラ、ここで雪辱を果たすぞ!!『モンスタースロ』!」

「ーーーー!!」

ハイビスカス「やっほー!ハイビスカスだよ〜」

タンポポ「タンポポなの!」

ハイビスカス「いやぁ……最後の方になんか出てきたねぇ、てっきり当分先かと思ってたんだけどなぁ」

タンポポ「先過ぎると主人公が強くなりすぎて話が作れないっていう裏事情があるなの!」

ハイビスカス「そこ!そういう事は言わないの。ていうかボスの場所って変えたっけ? 」

タンポポ「いや、変更はなかったはずなの!死霊の森は似たような場所が多いから多分迷ってるなの!」

ハイビスカス「あ、やっぱり?っとここでいきなりハイビスカスの解説コーナー始まるよー!!」

タンポポ「な、なんか急に始まったなの!?台本にも書いてないなの!!」

ハイビスカス「この作品の基本方針として新しいスキルの説明は使った時に出ることになったよ!まぁ載せようと思えばスキルの効果は載せれるんだけど……大人の事情ってやつだね!!それじゃあ終了!」

タンポポ「解説コーナーのくせに本編の解説ゼロなの……」

ハイビスカス「そ、それじゃあ今回はここまで!!次回も〜」

タンポポ「お楽しみに、なの!!」


追記 現在投稿が二ヶ月止まっていますがそろそろ投稿再開します。もう少しだけ待っていて下さると幸いです

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