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22.恋愛じゃない(ベルドリオ目線)

本日は2話更新してます

ベルドリオ目線のこちらは2話目ですのでもうひとつお戻りになり読んでくださると幸いです

ベルドリオはべリュークの執務室にいた


「あれはよくないと思うよ、リオ」


その発言にベルドリオは反発した


「愛称を変えるなんてリュー兄貴こそ何考えてるんだよ」


不機嫌を隠すことない弟にべリュークはため息ひとつ落とした


「確かに俺も配慮がなかった、けれどな……いや、お前が誰を婚約者と選ぶかは自由だが」

「?」

「お前気がついていなかったのか??」

「何が、だ?」


べリュークの発言はなにか含んでおりそれがわからないからベルドリオは苛立つ


「あの場で俺は『ふたり』の愛称について発言した、配慮はなかったかもしれないが、お前の『ひとりだけ』庇うことよりはマシだったと思うよ」


その言葉に思い浮かべるのはその時のこと


リジーと呼ばれ苛立って……セレスティアについて何も触れなかったと思い出す


「あっ……」

「やっと思い浮かんだみたいだね、リオがリーゼロッテ穣を選ぶのは自由だがセレスティア穣の立場を考えてあげるべきだったね。帰りもセレスティア穣が退出した際動く気配はなかったし、それなのにリーゼロッテ穣が帰路に着く時は馬車まで見送っただろう?」

「それ、は……」

「好ましい人を作るのはいいけれど……「違う!!」リオ?」


ベルドリオは違うと怒りが抑えられなかった

違う

リーゼロッテは母のように好ましいと思われた人ではない

自分は父のように好みだと言うだけで特別にしてすぐ捨てたりしない


「リオ、別に好きな人を作っても良いけどと思ったけど……」

「そんなんじゃ、ない!」


(リジーは弟子で、俺の友人で、特別だけど恋愛なんて不確かなもんじゃない!)


そうでなくてはならない

自分にはそんな感情いらない

だから違うのだと否定する


「リオ、まさか母君と父上のことを思ってるのかい?」

「っ!」


声にならなかった


「リュー兄貴、いや、兄上、失礼します。少し頭を冷やします」

「そうか……ただこれだけは覚えておいてくれ。リオと父上は別人だ、違うんだよ。それに……いやこれはまたの機会にするよ」


部屋を出るとプライベートルームに人払いして籠る


(リジーは、大事だ。それは当然だ。だけど、違う、この想いが恋愛なら、父は何故母さんを捨てたんだよ)


リーゼロッテが大事で真綿にくるんで守りたい

自分の手で守りたいのだ


だから違うと自分に言い聞かせる


(可愛いリジー、俺の大事な……)


続く言葉は何も思い浮かばなかった

見て下さりありがとうございました

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