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14.王族1

見に来て下さりありがとうございます

舞踏会の前に王族の集まりに呼ばれリーゼロッテとオレジャナ公爵令嬢は2人貴賓室にいた


特に話すこともなくしんとした部屋

お互いの前には紅茶が置いてあり音を出さないように喉を湿らせる


これから呼ばれる場には第3王子もいるだろう

第2王子はどうだろうか?


考えても埒が明かないと残り少ない紅茶を見る


オレジャナ公爵令嬢は少し顔色が悪く万全の調子には見えなかった

婚約者を目の前で失った衝撃は大きかったのだとわかった


カチャとカップを置くと同時にノック音がする

いざとなると少し緊張した



扉が開くと一人の国王の両脇に綺麗な女性が2人

王妃と側室が立っていた

側室の後ろに18くらいの男性が立っていた

第3王子だろうか?

国王と同じ黒髪に青い目が印象的だった


「オンディビエラ公爵令嬢とオレジャナ公爵令嬢ようこそ」


そう声を出したのは王妃だった

声にハリはなくこちらも息子の死から立ち直れていないのが分かる


「お呼び下さり誠に感謝いたします、リーゼロッテ・オンディビエラ呼ばれ参りました」


綺麗なカーテシーをする

リーゼロッテが自己紹介を終えると横でか細え声が聞こえた


「同じくセレスティア・オレジャナでございます。」


それだけ言うとカーテシーをするがよろけていた


事情が事情だけに咎めるものはいなかった


「2人とも気を楽に、べリュークも挨拶をするといい」


王が男性に声をかける

頷くと男性は自己紹介を始める


「べリューク・カバニーリェスだ、本来僕はこの場に居るべきではないのかもしれないが父の好意に甘えさせていただいた。よろしく頼むよ」


爽やかな青年だと思った

第3王子はそんな名前だったかと記憶を呼び覚ます前に側室が声を上げる


「べリュークは王の子。第2王子という立派な王族です。王族の集まりに参加するのは当然ですわ」


第2王子らしいとリーゼロッテは頭の片隅にメモをとる


そこでふと気がつく、第3王子がいないと


決して6人以外にいない訳では無いがあとは護衛だけだ

リーゼロッテもセレスティアも不思議そうにしていると王が口を開く


「ベルドリオはまだか?」


執事に問うたようで執事はビクリとしたがすぐに姿勢を正した


「ベルドリオ様は着替えを渋られておりまして……」


ベルドリオと言うのが第3王子だろうと思うが着替えを渋るという言葉に疑問が生じた


「はぁ……ならばあれでよい。すぐに来させるのだ」


執事が下がると王はまたため息を吐いた




こうして第2王子と出会い、運命の第3王子との出会いが待つ日を迎えた

扉がノックされ、それが開くまでもうすぐである


読んでくださりありがとうございました

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