11.マイナー自作について語ろうか
そう言えば前回が10回目でした。
記念すべき数字です。
6が前後編あったので部数的には11でしたが、とにかく10回目を越えたわけです。
折角の記念、何度か経っても語り尽くせない自作の話でもしようかと。
でも、いつも語るメンツでは面白くないですよね。
なので、普段は語らないマイナー作品や、最近の流行に乗じて過去のエッセイを取り上げていこうかなと思います。
1『「感想くだされ」と勇気をもって言ってみた→結果:総スルーを経て“いい子ちゃん作者”の仮面を剥ぎ捨てた底辺作者の魂の叫び』
実はとても大切なエッセイからスタート。
こちら、ふとんねこが初めて書いたエッセイです。
なので若干「ふとん」より「私」強め。
今では読み返すと少し恥ずかしくなる、過去のふとんのお話です。
すんごくほろ苦いけど、温かな記憶。
これは『銀星と黒翼』連載初期に、物凄く少なかった上にマジで無言だった読者様へ向けて「今後の執筆のためにご意見ご感想欲しいです」と後書きに書いたところ、何の成果も得られませんでした!!という事態になり「うえぇぇぇぇぇんっ!!」と泣いたときのエッセイ。
でも、これを書いたことで読者が増え、読まれるためには読むことが大切だと学んで、色々と試行錯誤を重ねました。その経験が今のふとんねこに繋がっています。
ふとんねこ初期から続いている作者間交流は、このエッセイによって生まれたものばかり。
だから、とても大切なエッセイです。とても恥ずかしいけれど、とっておくのはそのため。
読んでね、ではなくこう言うこともあるよという例として挙げておきます。
2『一匙の毒で』
短編の純文学。
思いついた衝撃で即興で書いた記憶。
ふとんの純文学系短編まとめ処『ニアリーイコール』のシリーズ名の、命名のきっかけ。
作者=主人公ではないけれど、他者への関心が薄いふとんねこが関心を持って身内判定したときに発症する独占欲への戒めになっています。
じわじわと己を蝕むような痛みをこうして文章にしたことで、救われはしませんでしたが、落ち着きを得ることができたというもの。
同じような思いを抱く人に届いて、救いにはならなくても、何かが伝わればと思います。
ふとんの純文学作品の中で、今のところ最高の出来だと思っています。
3『銀星と黒翼~アクション重視編~』
結局『銀星』の話すんのかいって言わないで!!
これは割としっかり別枠。
書き手仲間の企画に参加した際の短編。
アクションシーンの描写に全振りした番外編です。
戦いのシーンってとても難しい。
ふとんねこは頭の中の映像を文章に落とすので、どうしても動きの多いシーンは描写が増えがち。
何が正解なのかはよく分からないまま、このようにしてアクションを書いております。
本編を読んでいなくても一応読める仕様。
そういう番外編を作るのって、オリジナル要素マシマシのファンタジーだと難しい。
4『感想を求める気持ちと更新を義務に思う気持ちの関係性について~姿無き読者たちの無反応と己の責任感で苦しんだ1人の書き手の独白~』
去年のこと。
どうしてこんなにも苦しいんだろうって思いながら連載をしていた時のエッセイ。
これもまた、今のふとんねこを形作っているものの一つ。
自分の中にある他者への「期待」と他者から期待を寄せられていると感じる「強迫感」、そしてそれに応えようとしたから発生した苦しい「義務感」に関する気付きと考え直しの過程です。
同じような苦しみを抱える人には役立つかなぁとたまに思うものでした。
やっぱり書くって優秀だなと思う毎日です。
5『あなたが嫌いでした』
まあ、色々あったのよ。
それを乗り越えるためと言うか個人的気持ちの決別のためと言うか、な感じの純文学。
まあほんと、色々あるよね!!
そんなことを思うけれど、作品としての質は高いなと勝手に思っています。
やっぱり「自分の身の内」から溢れる鈍痛って、いい文章のタネ!!
こんなもんかなぁ……
全部で58作品もあって、結構書いたなぁって思いました。
エッセイ2つと短編3つ、紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。
こうして紹介をするととても楽しいので、また別の作品を書きたくなる症状が出ます。
けれど「書きたい」と思うのが書き手的には一番大事。そう思うふとんでした。
今日も今日とて良い調子。
次回は何を書こうかなぁ。




