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サクラダゲーム―さぁ、ゲームを始めようか―  作者: アカツキ
大罪~firstgame~
7/15

1週間後

――――1月9日晴れ


初日から、1週間狙ったかの様に毎日空気の乾いた晴れ。

水分は、無く。

植物も萎れ。

動物たちは、まるで外へ出なくなった。

そう、僕らは食料を失ったんだ。


「宮ちゃん、これ。」

数日貯めてある湧水を宮ちゃんに手渡す。

横たわった宮ちゃんの反応は薄くゆっくりと一回頷くだけだ。

今日、6人目の犠牲者が出た。

分家の長男。

サクラダ家の人間は代々病弱だ。

僕は、父の玩具として育てられた。

だから、それなりに体が弱くても生き延びる方法は教えてもらってある。

黄金色の宮ちゃんの髪の毛が揺れる。

僕は、宮ちゃんをそっと撫でた。

やっぱりこれは、ゲームじゃない。

人と人との殺し合いなのだ。

父が用意した舞台なんだ。

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