表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
部活の後輩と付き合ってみた  作者: きりんのつばさ
夏休み編〜その2 み〜と国木田の両親
84/327

両親から見たセンパイ

今回は七海目線です

「じゃあ僕は行くけど、

七海何かあればすぐに連絡ね?」

「分かりました~」

とセンパイは渋々といった感じで

買い出しに出かけた。

・・・問題が今のこの状況なんだよね。

今目の前にはセンパイのご両親がいる。

だってさ、ほら将来の義理の両親って思うと

なんか緊張しない?

気が早いって?いやいやあんな人

今までよく彼女がいなかったのか不明なんだよね・・・

これからセンパイの魅力に気づく人が出てくる前に

ご両親という堀を埋めておこう!!

そしてセンパイを私に夢中にさせて

将来、センパイと同じ苗字を・・・

「・・・ところで七海さんや」

「はいっ!?」

いきなりお父さんに呼ばれ、妄想に

浸かっていた私は現実に戻された。

・・・危ない、危ない。

「拓海は日ごろどんな感じだ?」

「日ごろと言いますと・・・?」

「ああそうだな・・・七海さんが拓海と

出会ってから、抱いた印象どんな感じだ?」

「印象ですか・・・」

センパイの印象ね・・・

「とてもありきたりな言葉になってしまいますが

お人よし、かなと私は思います」

私が1番に思った印象はそれだった。

だってわざわざ隣の知らない人を風邪だからといって

助けないだろうし、部活のこともあり

真っ先に思った。

「やっぱりか・・・」

とお父さんは心に思う節があるらしく

うなずいた

「ちなみに拓海は君が見てきた中で

何回倒れた?」

といきなり話が変わった。

「1回ですね。だいたい6月ごろでしょうか」

「その倒れた原因しっているなら教えて

もらえないだろうか?」

「多分過労ですね・・・

部活内部での人間関係と仕事でのストレスが

溜まっていたのだろうと思います」

「やっぱりか・・・

あいつ人からの頼み事断らないだろ?」

「ええ、確かに・・・」

ふざけなどは断るけど、基本的にセンパイは

人からの悩みや相談、頼み事は断らない。

というか断ったところを私は見たことない。

「拓海は昔から頼み事を断れなくてな

その上、色々と不器用だろ?」

「なんとなくそれは・・・」

センパイは元々要領がいい方ではないというのは

日々接していて感じていた。

その面に対してセンパイは努力で補っている。

しかし人から言われたことや他人の感情を

敏感すぎるぐらい感じている。

「あいつは困っている人をほっとけない

性格だからな。ほっとけばいいものも

全部拾うとしているからな・・・」

「たくちゃんの良いところでもあるし

悪いところでもあるのよね・・・」

「でも、私はセンパイのそういうところが

良いなと思ったんです」

何故か自然に口からその言葉を出ていた。

私でもよくわからないのだけど・・・

自然に言葉が出ていた。

「というと?」

お父さんが尋ねてきた。

「確かにセンパイはお人よしですし

不器用です。なんですけど

あのセンパイがいるお陰で部活の雰囲気は

よくなっています。

そして1番私が好きになったのは

優しさに見返りを求めないところですね。

センパイは人に優しくするという当たり前の事を

当たり前にしているんです。

それを見て"ああ、この人とならこれからの

人生歩んでいけそうだな"と思いました」


ーーあの人の優しさ


ーーあの人の心遣い


ーーあの人の笑顔


全てが私の好きな物になっていた。


あの人は不器用なりに努力をしてもがいて


頑張っている。


なら私が出来る事はあの人が倒れない様に助ける


事ではないだろうか?


「拓海さんの隣でこれからも助けたいと思っています」

・・・これが私のまぎれもない本心だ。

「ふぅ・・・拓海はいい彼女を作ったな」

「そうですね、あの子にぴったりな彼女さんですね」





次回も七海目線です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろうSNSシェアツール
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ