すぅ・・・
今回は久々の国木田と七海の
イチャイチャ回です。
それはとある日の夕方・・・
「すぅ・・・」
「センパイ、可愛い〜」
センパイは今私の膝の上で寝ている。
疲れているであろうセンパイに膝枕を進めたら
よほど疲れていたのだろう、開始僅か数分で
夢の中に入っていった。
いつもの様に体を丸くして寝ている姿はまさに猫だ。
・・・これは七海ポイント高めですね。
いつもピシッとしている顔からは想像出来ない無防備な顔
穏やかな寝息・・・うん、可愛い。
前からずっと思っているけどね。
流石私の彼氏、女子よりも女子らしい。
家事全般出来るし、普通に可愛らしいよね〜。
あれ、ってなると・・・
「ヒロインの座をセンパイに取られる⁉︎」
マズイ‼︎これはマズイ‼︎
センパイが女子らしいのがここであだになるとは・・・
私の中で赤色のランプがすごい勢いで点滅している。
このままだとセンパイが彼氏兼彼女というとんでもない
状態になってしまう。
「そんなわけ無いだろ・・・」
「へっ⁉︎」
まさか今の話聞かれてた⁉︎
・・・なると今までの私の独り言も?
「七海・・・綿あめは塩じゃ作れないよ・・・」
どうやら私はとんでもないミスをしているらしい。
「どんな間違いをしているの私は⁉︎」
塩と砂糖って似てるけど綿あめに塩って使う⁉︎
というか私ってセンパイの中ではそういう扱い⁉︎
・・・結構ショックだ。
ーーまぁ日頃の行いが専らなんだろうけど。
「ふぇ・・・」
とセンパイの腕が急に私の腰に回ってきた。
「ち、ちょっとセンパイ〜⁉︎」
そしてそのまま私のお腹らへんに頭をつけてくる。
「むぅ・・・柔らかいな〜」
と笑顔のまま抱きついてくるセンパイ。
「センパイ⁉︎それ素直に喜べないんですけど⁉︎」
だってそれって私のお腹に贅肉とかがあるって意味に
近いじゃないですか?
・・・ま、まぁ確かに最近気にし始めましたよ、はい。
そりゃ好きな人の前ではいつも可愛いセンパイで
いたいですからね・・・
じゃなかった‼︎
どうやらセンパイは寝ぼけているようだ・・・
でなきゃこんな事はしてこない。
ーー何せヘタレのセンパイだからね‼︎
私がいくら薄着でいたり、抱きついても
襲ってこないからね‼︎
とりあえず今はこの状況をどうするか・・・?
「むぅ・・・」
「う、うわぁ〜⁉︎」
今度はセンパイが私を押し倒してきた。
流石に男性という事もあってか、力が私より強い。
私はそのまま横になり、センパイは頭だけ私の上に
乗っかっている状態だ。
「こ、この状況はマズイ・・・」
主に私の心というか心拍数が。
「七海・・・」
「な、なんですか・・・?」
また多分センパイの寝言だろう。
今度はどんな事を言うのか待っていると
「いつも・・・ありがとうね・・・」
「・・・ッ⁉︎」
顔が一気に赤くなるのが自分でも分かった。
「もう・・・七海が・・・可愛いから・・・」
「これも寝言なの⁉︎」
言われて嬉しいけどね⁉︎
というかさっきからこの体勢とセンパイからの甘い寝言?
のダブルパンチのせいで私の心臓がもたない・・・。
「あ、そろそろマズイ・・・
だけどセンパイの甘い言葉で倒れるなら
ーー悔いは無い・・・‼︎」
ーー国木田視点
「むぅ・・・あれ・・・僕は・・・」
どうやら僕は寝てしまったらしい。
帰ってきて七海に膝枕を勧めてもらったところまでは
覚えているのだが・・・
「とりあえず起きるか・・・
ーーってなんじゃこりゃ⁉︎」
僕は今自分がとんでもない状態である事に気付いた。
僕はさっきまで彼女の腹の上に頭が乗っかっていた。
・・・何をしたんだ僕?
グッ
「えっ?」
僕の頭を何かが抑えてきた。
「えへへ・・・センパイ〜」
「な、七海?何をしているの?」
「ぐぅ・・・」
我が愛しの彼女は寝ているようでどうやら無意識で
やっているようだった。
ーーこの後しばらくこの状況は続いた。





