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月を眺めて

作者: ミズキシホ

ちょうど絶妙に、

いま、

月が見えます。


というよりむしろ、

覗き込まれています。

                                                                       

満月なのでしょうか。


周りは少し煙っていますが、

明るくこちらを見返しています。


自分に都合のよい解釈をするのならば、

「いいんだよ、それでいいんだよ。」

と言わんばかりに頷かれているような感じです。


なんにも言わず、ただ、微笑まれている感じです。


太陽の光は直視できないけれど、

月の光からはむしろ、

目が逸らせません。


月光にこうも惹かれるその訳はなんなのでしょう。


blueではない空が、

広く感じられます。


スクリーンに開いた穴から洩れる光のようです。


なんのためにそうしてきたかの理由が分かりました。


分かってよかったのかもしれないし、

分からなくてもよかったのかもしれません。


ショボイな、と思います。


月が雲に隠れていきます。


もういいよね、って。

もうわかったよね、って。

自分を取り戻せ、って。

早く眠りなさい、って。

                                                                                      good-by

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― 新着の感想 ―
[一言] 綺麗な言葉が続いて綺麗なまとめかたでとて良い作品でとっても嫌いな分野ですが、けちを付けるところの無い良い作品で悔しい気持ちで書いています。技法、ベクトル、手法どれをとってもシンプルかつ読者へ…
2008/09/14 18:44 退会済み
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