♦幕間 冒険者の都市
オーガスティア大陸。
この大陸に生を受けた者は、陸を、海を、空を旅し、まだ見ぬ世界の神秘に挑むことができるだろう。
才覚のある者は一騎当千の膂力を身に付けることもできるだろう。
この世界では、人の精神が、形、あるいは力となって強く具現化する。
強者たらんと志を抱いて訓練すれば、人間の身体能力に限界などというものはない。刀剣を以って龍を斬り、巨人を屠り、城を落とすことだってできる。
魔術の道を究めれば、得も知れぬ全能感に酔いしれることもできるだろう。
この世界の文明社会は、魔法を操る【貴族】によって支配されている。
唯一の例外が【自由同盟】といえるだろう。
自由同盟は、【第七天子】の手によって、貴族の支配のエアポケットに設立された市民たちの自治組織である。
貴族の力に頼らず、庶民が各自の特技や叡智を結集して創りあげた行政組織であり、議会民主制と人種の平等を謳っている。
亜人、獣人、爬虫人、どんな人種であろうと、誰もが能力に応じて、学び、働くことが許される自由の町だ。中枢にいる人口比はヒト種が多いが、異人種を拒むものでは決してではない。
むろん、この大陸の中央に君臨するのは貴族とそれを取り巻く者たちの超大国【オーガスティア聖皇国】である。しかし、辺境の大自然とともに生きる亜人種、獣人種の生命力は高く、また、まつろわぬ民と共存する民草たちも逞しい。
そんな辺境において、貴族の庇護が受けられない者たちは、静かに、そして強かに【自由同盟】の力を伝播させていった。
自由同盟の中心都市の名を【ゼフィーリア】という。
自由の町。頼もしき冒険者の町だ。
王都に負けじとドワーフの石工たちが丹精を込めて拵えた石畳の上を、屈強な男たちが大剣を背に巌のような肩を怒らせ練り歩く町。
そんな彼らを相手に、これまた矮躯ではあるが油断ならない目つきをした商人が、一切の物怖じなく堂々たる態度で商談を持ち掛ける町。
その様子をつぶさに観察する訓練された小人族の斥候が、雑踏の中を縦横無尽に駆け巡り、さらに強かな冒険者に情報を商いしている町。
吟遊詩人がリュートを片手に朗々と歌い上げるのは、剣聖シュナン、弓神イーヴァイ、竜騎士ウォルフラム。大魔導師エデュワ。この同盟の黎明期に馳せた英雄たちの名前。
美貌のエルフの踊り子を奪い合っては屈強な男どもが殴り合い、それがさらに年若いウェイトレスに両成敗を受け、その日の夜には酒杯を掲げて仲直りしている。粗野ではあるが、そこは修羅場をくぐる強者どもの不文律が自然と成り立っているような、人々の威勢と活気にあふれる町。
中央に鎮座するは、この町を作り上げた【第七天子】の陵墓。
ここはまさしく、かの若き大天子が築き上げた、誇り高き弱者たちの都市である。
石造りの建物が密集する冒険者の町の一角に、八階建てという豪壮な旅籠がある。
この旅籠の最上階に泊まれる冒険者は『かなり稼げる奴』だ。冒険者たちにとっては一種のステータスシンボルとなりえるだろう。
そんなアマルダの旅籠の最上階で、女将アマルダ・ロックウェルは静かに激怒していた。
「彼女の護衛は、魔術師ギルドに一任されていたはず。おたくらの中に裏切り者がいるとしか考えられないね」
「……な、なんだと!? 賊に冒険者がいる可能性はないといえるのか!?」
「導師。そりゃあ、筋違いなご批判だねぇ」
これなる赤い髪の中年女は、若くして名を馳せた冒険者であるが、今は一線を退いたはず。しかし、その眼力は強かで、いまだに覇気は衰えていない。
静かな口調と怒気を込めた視線が、壮年の導師ダニエル・ヒギンズをして委縮させる。
ヒギンズとて、魔術師ギルドの中では【導師】の立場にある。何人もの弟子に傅かれ、あまたの魔術師たちを導く立場。己を一廉の男と自負していた。
しかし、この赤毛の女の前では、まるで蛇ににらまれた蛙だ。国士気取りの政治家や、切れ者ぶった実業家風情ならば、舌先三寸の屁理屈であしらうこともわけないが、彼女の前だと己の言い分が一字も喉の奥から出てこない。渇いたのどから、ヒギンズが必死に言葉を絞り出そうとしている間に、アマルダが糾弾をつづけた。
「冒険者っていうのはみんな自由人。誰につこうと自己責任さ。金のためならなんでもやるってやつもいるだろうさ」
大きな音を立て、声を揚げることで恫喝する輩は大勢いる。
しかし、アマルダは違う。
ヒギンズは自分へ強かな糾弾を向けてくる相手の一挙手一投足から、まるでキネマのワンシーンに見入ってしまうかのように目が離せなくなってしまう。
魔導師である自分が、まるで魔法にかかったかのように呑まれてしまうのだ。
「だが、それがなんだってんだい? そんな大事な人間だっていうなら、なんで手練を雇って護衛につけないんだい!? え?」
この都市で最強とされるのは、軍人よりも【冒険者】だ。
しかし、冒険者の素性など、ほとんどが家業を継げない次男坊や三男坊。田舎から出てきた不良少年である。
一昔前なら、それこそ都市の郊外で野垂れ死にするしかなかったような行き場のない者たちである。この町で数多くある冒険者ギルドとはそういう連中の『受け皿』なのだ。彼らを拾い、最低限のモラルを教育し、叩き上げた戦闘集団にすぎない。
ヒギンズもそれを知っている。だからこそ、いくら強いとはいえ、そんな荒くれ者の頭目みたいなやつに、自分たちが擁する最重要人物の護衛を任せることなどできはしない。
しかし、そんな反論がでてこない。
許されない。
アマルダよりも一回りは年長であるのに、ヒギンズが絞り出せたのは、まるで気弱な思春期の少年が、厳格な父親に反抗するためにぐれたような情けないセリフだった。
「………し、し、しし…信用できないからだ!!」
「その歳で信用できる奴とできない奴の区別もできないのかい?」
アマルダは静かに恫喝した。
「冒険者はね。尻が軽い奴ぁ信用を失うし、頼りにならない馬鹿は捨てられる。
仁義に悖るクズは粛清される。それだけの話だよ。
……でもそれは、冒険者に限った話じゃないと思うけどね。軍人だって魔術師だって同じだろう?」
歴戦の冒険者の凄みは、魔術師ごときには決して真似ができない。
野生の獣を目の当たりにしたか、刃を突きつけられたかのような錯覚に陥る。目を合わせた瞬間に呂律が回らなくなるのだ。
「あの娘をさらった連中の中に冒険者がいたら、この私が責任をもって斬ってやるよ。
まさに私が尋ねたいのは、それさね。魔術師ギルドには、そういう落とし前をつける覚悟があるのかってことさ」
「か、覚悟……だと?」
「ああ、エグゼリカ・セレスティほどの魔術師を封じられるのは、それなりの魔術師のはず。
当然、魔術師ギルドの構成員であることは明白だ。そいつを粛清する気はあるのかい?
それとも、あんたらこのまま、あの娘を行方不明で片づけるつもりだったのかい?」
「………何を、馬鹿な……」
「いいか? あんたら魔術師が使う【魔石】や【魔法材】を確保してんのは、アタシら【冒険者】だ。
【ダンジョン】で命をかけて戦って、採ってくるんだよ。でもそれは、あんたらのためじゃない。金のためでもあるが、巡り巡って世の中のためさ。
あんたらの仕事はアタシらが採ってきたものを研究して、みんなのために役に立つ技術やサービスを提供することだ。だからこそあんたらも儲かっている。あたしらも儲かってる。
冒険者が仕事の質を落としたら仲間の命にかかわる。信用にもかかわる。だから冒険者は半端な覚悟で冒険やってる若造は、まず問答無用で叩きのめす。その根性を叩き直すためにね。
職人だって商人だってそうだろう? いい加減な商いをする同業者がいたら、親方が相応の罰を与える。小さな町のしがない連中だってやってることだ。それが組合ってもんだからね」
「そ、そんなことは、わかってる!」
「いいや、わかってないね!!」
アマルダがひときわ声を荒げると、ヒギンズの肩がびくっとすくみ上る。
「私の後輩がミッションで怪我をして治療院に運び込まれたのに、【治癒師】は不在!
三日たっても不在。四日経って、どうなってるのかと問い合わせても梨の礫だ!」
【治癒師】とは、治癒魔術が使える魔術師のことである。一般には、人を本来の神の子の容に戻す【第三魔術】の使い手を指す。
しかし、その数は極端に少ない。
そのため、ゼフィーリアをはじめとする同盟傘下都市では、外科的機器を用いて患部を切開し、治療的処置をほどこす方式も導入されていた。
かつてこの世界の医療は第三魔術によってのみ支えられていたため、貴族や大商人でしか受けることができなかったが、第七天子が齎した『外科医療』によってより多くの人命を救えるようになったのである。
『医師』は魔術に頼らず、知識と技術で人の傷病を治療する。彼らの手によって不幸な犠牲者の数は激減した。
しかし、依然、【治癒師】の力は必要だ。彼等の中には奇跡に近い業を行使する者も存在する。医術が普及したとはいえ、蔑ろにはできない。
よって、この都市では軽症の患者や応急処置は【医師】が請け負い、重症者を【治癒師】の奇跡に委ねるようになっている。互いが互いを補間し役割を分担することによって、より効率のよい医療が成立するようになったはずなのである。
しかし……
「とうとう私の後輩の足は壊死して、切断を余儀なくされた!! もちろん冒険者としちゃ引退さ。
頭に来て、あんたの秘書を締め上げると、「セレスティ導師は誘拐された」なんて今更いいやがる!
これはね。あんたらの怠慢のせいで、治療院のサーヴィスの質が低下したってことなんだよ!
人の命に係わる一番大事な仕事の質がね!!」
この都市に配属されている治癒師は百十二名。そのうち、魔術師ギルドが『一級』と認める治癒師は、八人しかいない。その中でもエグゼリカ・セレスティの能力は傑出していた。
一級治癒師が担当するのは基本的に都市の重役や大商人、重症者のみである。しかし、彼女は、どんな患者にもわけ隔てなく治療を施せる。
無論、他の治癒師が身分で人を差別しているというわけではない。
エグゼリカだけが、どんな患者にも分け隔てなく奇跡を与えられるほどの魔力を備えているということなのだ。
そんな彼女が行方不明とあれば、都市にとってどれほどの一大事なのかは想像に難くない。
「医療を受けられないってことだけじゃないさ。
アタシたち冒険者の多くは、『彼女』に世話になっている。彼女のおかげで命を永らえたって奴も少なくないんだ! あの娘はどんな怪我でも治してくれた。患者が金が払えないからって手を抜いたことは一度だってない。どんな重傷者が担ぎこまれたって、全力で助けてくれたんだよ。
それを守れませんでした、ごめんなさいですむと思うのかい? え?」
エグゼリカ・セレスティという少女は、都市にとって貴重どころではない。
彼ら冒険者たちに、敬愛の念を抱かせるほどの存在なのだ。
それが四日も行方不明になり、その真相が誘拐だったと知らされれば、市民は目の色を変える。
とくに冒険者や兵士など、死と隣り合わせの危険な仕事に従事する者は、警備責任者のふがいなさに激怒するだろう。
アマルダの双眸には、そんな修羅場をくぐった者たちすべての怒りが静かに込められていた。
「ヒギンズ導師。ここであんたを糾弾したところで事態は解決しないさ。
けど、あんたは大事なことがわかっちゃいない。
こんな事態が起こってるのに、なぜ黙っていた?
万一、今回の事件に冒険者がかかわってるのなら、そいつにはこの私が責任をとらせるよ。報酬はいらない。あの子も助け出す。
たとえ、アタシ以上の使い手だったとしても、手足の一本は必ずもらう。
そしたら、アタシの次に続く冒険者が確実にそいつを斬るだろう?」
アマルダは静かに立ち上がる。
同じ赤い髪のアマルダの娘、ミリーナ・ロックウェルは、その話に終始耳を傾けていたが、ひと時も窓から目を離すことはなかった。そのミリーナが、声を上げる。
「母さん!! 来たわ」
猛禽が甲高い声を放つと、それを招き入れるべく、ミリーナは窓を開ける。
伝令は下僕を操り上空から現れた。
ミリーナが腕に巻きつけた山吹色の布は、「【飛脚師】を待っていること」を示す。猛禽は向かい風をその翼に受けながら急減速し、ミリーナの右腕を捕まえる。
ミリーナが素早く、そして丁寧な動作で部屋の中に入れると、猛禽の背に乗る小人が、ミリーナの左手に飛び乗って、背負っていた小さな筒をアマルダに差し出した。
「【黒猫伝報】です!!」
「あいよ」
アマルダはそれを受け取り、小さな筒の中に丸めて詰められた紙片に目を通した。
「………そ、それは、どこからの?」
恐る恐る、ヒギンズの秘書アリシア・スタールが問う。
魔術師として杖は持っているが、いかにも事務屋という印象の強い女性である。アマルダに気迫負けしてしまうのは無理もないかもしれない。
「【陵守】からさ」
「そ、それって……」
「誘拐犯がどこにいるかもわからないって、この状況じゃね。
天子様の千里眼におすがりするしかないだろう? 御宣旨を賜ってでも、助けに行くしかないじゃないか」
「ご、御宣旨だと?」
かつてこの地に降臨した【第七天子】は、現在ゼフィーリア市民たちが『主上』とあがめる天子である。
人の自由意思を愛した第七天子は、人の平等を説いた。そして、最期はこの地の統治を市民自らが選んだ為政者に任せ、自らの聖骸を大地にささげた。
天子の亡骸は、死してなお、ヒトに奇跡の技をもたらす。
【岩戸籠りの儀】とは、ゼフィーラの中央に聳える第七天子の陵墓に、陵守の【巫女姫】が入り、その聖骸を介して天子と対話する魔術儀式である。
岩戸からもたらされる宣旨とは、すなわち、千里の先、千年の先をも見通すという第七天子の意志。
対テロ工作にとって、この上なく確実な手がかりであった。
「し、しかし、ミセス。陵守を動かすには、議会の承認がなくては」
「『治癒姫』が消えたなんて、これ以上の一大事はないよ。今、使わないでいつ使うんだい?」
第七天子は、自身の陵墓の守護を、政治権力とは無縁の組織にゆだねた。それが【陵守】である。
第七天子はこの自由同盟の政が、絶対者の威を借りて行われることを嫌っていた。だからこそ、聖骸の力は、おいそれと利用してよいものではない。庶民である彼らが、『貴族たちの支配』という鎖を断ち切って手に入れた自由。それをいまさら、『天子さまの金科玉条』などで縛っては本末転倒だからだ。
第七天子は、為政者の上に永遠に君臨すれども指図することはない。貴族たちの支配と庇護を得られないこの地の民草に、矜持と加護を与えるだけの存在だ。
ゆえに、天子の御言葉を賜るのは、都市の恒例行事のみ。それ以外の場合は、『禁じ手』である。
政治的理由で陵守の力を使う場合、閣僚の誰かの辞任と引き換えというのが慣例となっていた。
「議会じゃ、どうせ話し合って、御宣旨を賜ろうって話になるだろう? そして、その責任は誰がとるのかって話でまたもめる。でも幸い今の巫女姫様は聡明なんだよ。なら、前もって陵守に伝えて置いたほうがいいだろ?『セレスティ導師が誘拐された』って」
「母さん。書簡にはなんて?」
「………さすが巫女姫さね。政庁の堅物どもより頭が柔軟なようだ。さっそく、御宣旨をいただいてくれたよ。とりあえず啓示を受けて【岩戸】に入ったことにしとくってさ」
「………い、いいんですか?」
「さぁね。良いか悪いかなんて自分で考えな」
アマルダは爛とした視線を上げ、小人族の飛脚士を見て尋ねた。
「なぁ、飛脚士さん。質問だ。あんたたち、シルル諸島にまで飛べるかい?」
「どこですか、それは?」
「海の果て、ダイダロス禁域の向こう側さ」
「無理です。ハヤブサ便で届けられるのはせいぜい百シーケルの距離。陸地ならまだしも、休む場所もない海の上を何時間も飛べません」
「そうか……」
アマルダは、動じた様子もなく、懐から小切手を取り出した。
そこにつらつらと数字を書き込んで、小人族の飛脚師に渡す。
「なら、あんたんとこのボスにこれを届けておくれ。そして、伝言だ。
『シルル諸島に行く方法を考えてほしい。それは当座の金で、報酬と経費は応相談』ってね」
「復唱します」
「シルルショトウニイクホウホウヲカンガエテホシイ、ソレハトウザノカネデ、ホウシュウトケイヒハオウソウダン……でよろしゅうございますか?」
「ああ、よろしく頼む」
そして、飛脚士を乗せたハヤブサは、ミリーナの腕から再び空へと飛び立っていった。
アマルダは期待を込めてそれを見送ると、振り返り、魔導師ダニエル・ヒギンズに話しかける。
「さて、導師。男の見せ所だ」
「な、なんだ」
さらに、怖気づくヒギンズに陵守から届けられた紙片を握らせ、詰め寄った。
「セレスティ導師はまだ生きている。あんたは、いま政庁でグダグダ会議やってる連中にこれを突きつけて、軍を動かしな。おたくらのお偉いさんもね」
「な!?」
「なぁに、【陵守】も【黒猫】ももう動き出している。なのに【政庁】や【軍】、【魔術師ギルド】はまだ動かないつもりなのかって言えばいいのさ」
それはヒギンズにとっては、あまりにリスクが高い。
魔術師ギルドは、軍や政庁とは貸しをつくりながら距離を保っている。アマルダは、それを自分の一存で帳消しにせよという。
同輩たちと協議することなく、スタンドプレーでそんなことをすれば、疎まれ、魔術師ギルド内での自分の地位は失墜する。なぜ、そんなリスクを自分が支払わなければならないのか?
そんな保身的考えをめぐらすヒギンズを、アマルダは恫喝した。
「エグゼリカ・セレスティを見殺しにしたらアタシは許さないよ。
この大陸のどこにいても冒険者の大多数を敵に回したと思うんだね」
無論、アマルダに冒険者の大多数に号令する力などはない。「冒険者は自由人だ」と、さきほど自分で行ったばかりである。
しかし、剛腕に襟首をつかまれ、ヒギンズの両足が宙に浮く。
「【魔導師】って地位がそんなに大事なら、死にもの狂いでしがみつきな」
その迫力にヒギンズは男としての自信を徹底的にへし折られ、ただ「ハイ」と首肯するしかなかった。
Charactor profile No.4 (ver 1.0)
アマルダ・ロックウェル …… 旅籠の女将 37歳
170センチ
剣聖ファルカの直弟子。女だてらに上級冒険者(Bランク)という女傑。
冒険者の街で旅籠を経営しているが、常連客は誰一人彼女に勝てないらしい。
Charactor profile No.5 (ver 1.0)
ミリーナ・ロックウェル …… 旅籠の看板娘 15歳
162センチ
アマルダの娘。母親に似て肝が据わっており、面倒見がよい。
Fランクの冒険者であり、師範代クラスの剣が使える。
Charactor profile No.6 (ver 1.0)
ダニエル・ヒギンズ …… 魔導師 49歳
168センチ
ゼフィーリア魔術師ギルドに籍を置く魔導師。
治癒師エグゼリカ・セレスティの警備責任者だった。