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大森葉月の日記

四月一日


今日は白井卯月さんという方がゆりのささやきへやってきます。

百合恵さんの話ではとても可愛い女の子だそうです。

私は朝食をとり、カフェテラスで卯月さんを待つことにしました。


本当は門の前で待っていたいのだけれど、それだとがっついていると思われるかもしてないので仕方がありません。



二時間程経ったでしょうか。

少し座っているのが疲れてしまいました。



『吉澤さん、肩を揉んでくれますか』



『かしこまりました』



吉澤さんの肩揉みは適度な力加減で気持ちがいいものです。


『ん……ふぅ………んぁ……』



『葉月さま、少し声を抑えてもらえますか。やりにくいです』



『だってぇ……ふぅ…ぁ……気持ちがいいので……仕方が……』



『葉月さま、カメラを見てください』



急に吉澤さんは肩揉みをやめ、外に設置したカメラの映像を見るよう促してきます。



『ようやく来ましたか!』



私は門の前で携帯と見比べながら立っている女の子を見つけました。



『吉澤さん、紅茶の準備を』



『かしこまりました』



やはり第一印象は大事です。

紅茶で優雅に振舞う私の姿に卯月さんも一目惚れのはずです。


『あら、女の子がまた何処かへ行ってしまったみたい』


もしかしたら卯月さんではないのかもしれません。

しかし、このあたりで携帯を見ながらここへたどり着くということはおそらく卯月さんだと思ったのだけれど。


『葉月さま、紅茶はどうなさいますか?』


『折角なのでいただきます』


『ではこちらです』


『ありがとう』



更に一時間程経ったでしょうか。

先程の女の子がカメラに映りました。



『吉澤さん、紅茶の準備を』


『かしこまりました』


二度目ということはおそらく卯月さんで間違いないはずです。



『どうぞ』


『ありがとう』


卯月さんと思われる女の子がゆりのささやきの敷地に入ってきました。



『大丈夫、私なら大丈夫……』



あら、卯月さんが少し離れた席に座ってしまいました。

てっきりこちらへ来るものだと思っていたので困ってしまいます。



『吉澤さん、どうしましょうか』



『そうですね……』



『………………………紅茶を持ってきなさい、ダージリンで…………』


これはどういうことか分かりませんが、チャンスです。


『吉澤さん』



『かしこまりました』



私の意図を汲み取って吉澤さんは紅茶をいれにいきます。



少しして吉澤さんと卯月さんが話し始めました。

これはおそらくGOサインです。

大森葉月、出撃開始です。



『紅茶はお口に合いましたか、卯月さん』



『合いました………ってお客さん?』



『私はお客さんではなく、大森葉月と申します。以後お見知りおきを』



『あ、どうも。白井卯月と申します』



(中略)



『それでは中へ案内しますね』


私は自然に手を繋ぐ方法を考えていました。

これなら断られる事も無いはずです。


『あ、葉月さん、そんなに引かなくても一人で歩けますから』


これは計算外です。

少し話題をそらします。



『あら、私のことは葉月と呼び捨てでいいのよ?』



『いや、葉月さんも私のことさん付けしてるじゃないですか』


卯月さんは照れているのです。


『私はそういうキャラだからいいのよ、だから葉月って読んでくださいね、あと敬語なしで』



『わ、わかりました』



『敬語なしで』



『わかったよー、これでいいでしょ?』



『はい、満点です』



私は卯月さんをフードコートに案内しました。

弥生さんや百合恵さんと少しお話をします。


少しして卯月さんは自室へ行きました。


計画開始です。


『あ、私は用事あるから後は頼んだ』


『わかりました』


おそらく弥生さんは看板を元に戻す作業をするのでしょう。


さて、気を取直してアレの準備に取り掛かります。

私は破壊力抜群のアレを寿司の中に入れました。



やがて夜になり、私が卯月さんを呼びに行きます。




ガチャ


卯月さんの部屋は薄暗かったです。

おそらく寝ているのでしょう。


やはり卯月さんはベッドで寝ていました。

少し触ってしまっても構いませんよね。


胸を少し撫でてみます。


さわさわさわさわ


『ハァハァ』


もう少し強くしてもいいですよね。


さわさわさわさわさわさわ


『ハァハァハァハァ』


感触が、慎ましやかな胸の感触が私の理性を破壊していきます。


『もう我慢できないよ』


ガバッ




その後はよく覚えていません。



ついに歓迎会が始まります。


しかしここで私は失態を犯してしまいました。

卯月さんに事前に一言のことを伝え忘れたのです。


こうなってしまえば目を合わせられません。


その後は例のアレまで無難に過ごしました。


しかし、私は更に失態を犯してしまいます。


私特製のアレが卯月さんに当たらなかったらしいのです。


何故らしいなのかというと、それは私が覚えていないのです。


一体何があったのか………




「さて、仕方がないのでこちらを書きましょう」



~『ご主人様は私』~



計画通り、卯月さんを私の部屋へ運び込みます。


『ふふふ』


私は卯月さんをベッドに寝かすと早速行動に入ります。


まずはシャツのボタンを一つ一つ外していきます。


ぷち、ぷち、ぷち


シャツをはだけさせるといきなりブラジャーが目に入りました。


『これは、やはり誘っていたのね』


お腹の方から這うようにして撫であげます。


『ふぁ………んん……』


卯月さんの悩ましい声が聞こえます。


『感じているのね、私もよ。卯月さん』


やがて胸に到達します。


『外すわよ』


背中に手を回し、ホックを外します。


『ん……』


ブラジャーを外すと綺麗な胸があらわになります。


しかし、私は焦りません。

最初はキスからです。

では何故最初にブラジャーを脱がせたか。

それは簡単です。そうすればもし卯月さんが目覚めても逃げることができません。

そして私に体を委ねるしかなくなるのです。


『ん……んぁ……ちゅ……ふぅ………んん……』


気持ちがいい。

これがキスなのね。


私は……………




コンコン


「葉月さま、朝食の時間です。フードコートへ」


間が悪いです。


「わかりました、少し待っていて」


仕方がないので日記をしまいます。


「お待たせしましたー」



続きはまた時間がある時にしましょう。




R15の境界線がわかりません

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