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英雄迷宮〜特別な魔導書と大剣を手にし探求者となりしエルは誓いを胸に旅立ち迷宮へと、そこで何を知り何を得るのだろうか〜  作者: みけ猫 ミイミ
第三章

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ダグル迷宮地下第二階層……緊急事態と呼び出し

休憩施設でエルはグリモエステルスと話をしていると……。

 ここはダグル迷宮地下二階層の休憩施設。

 エルはあれからここに来ていた。

 そしてエルは現在ベッドに腰かけ考えている。


(……三人は、どこに連れ去られたんだ)

 “どこに居るかは、まだ分からない。一応、探ってはいるが”

(そうか…………あの時、ちゃんと作戦をたてて……行動してれば)


 そう言いエルは、悔しさのあまりベッドを殴った。


 “それは結果論にすぎない。起きてしまったことを悔やむよりも、これからどうするかじゃないのか”

(ああ、そうだな。だが、どうしたらいい?)

 “今のところは……いや、待て”


 そう言われエルは、不思議に思い首を傾げる。


(どうしたんだ?)

 “セイントチェーンからだ。待て、今ラクドサスと繋ぐ”

(ラクドサス……こんな時になんの用なんだ)


 そう思いエルは、ムッとした。


(すまん……だが緊急な用なんでな)

(どういう事だ? そっちでも何かあったのか)

(あったと言えば、そうだな……お前の所に向かう途中でセルギガの仲間に襲われた)


 それを聞きエルは驚く。


(襲われたって……オーパーツ所持者だってバレたのか?)

(いや、そうではないようだ。しかし、今キキョウがセルギガの仲間と戦っている)

(そうか……それでお前は何をしてるんだ?)


 エルはそう問いかける。


(お前の所に向かっている途中だ。それに、俺が狙われたのは……エルの仲間と思われたかららしい)

(そういう訳か……それで、今どこにいる?)

(それは、俺の台詞だ! 本当に狙われてるのは、お前なんだからな)


 それを聞きエルは、フゥーっと息を吐いた。


(……ラクドサス、巻き込んでごめん)

(そのことは構わない。それよりも、今は……)

(そうだな。でも今は、三人を探さなきゃならない)


 そう言いエルは、無作為に一点をみつめる。


(おい、まさか……三人って……)

(ああ、そのまさかだ。俺のミスで、シルフィアとログスとララファが捕まった)

(捕まった……ってことは、殺された訳じゃないんだな?)


 そう問われエルは、頭を抱え重い口を開いた。


(殺されてはいない。だが、怪我をしているかも)

(そうか、それでどこに連れていかれたか分かっているのか?)

(いや、分からない。だから、今……どうしたらいいか考えてたんだ)


 そう言いエルは、頭を抱え涙ぐんでいる。


(まさか……泣いてるのか?)

(ウグッ……そ、そんな訳ないだろ!)

(なるほど……まあいい。それよりも、一人で……)


 ラクドサスはそう言いかけた。


(ラクドサス……まずいわ)

(キキョウ、どうした?)

(さっきのヤツらを倒して、そっちに向かう途中でセルギガと…………キャアァァアアアー……)


 その悲鳴を聞きラクドサスとエルは、キキョウのことを心配する。


(何があった?)

(キキョウさん、どうしたんですか!?)


 そう二人が問いかけるも、キキョウの声は聞こえてこない。


 “ラクドサス、キキョウが攫われた。それに……お前がオーパーツ所持者だと気づかれたやもしれん”

(クソッ、なんでよりにもよって……)

(ごめん……俺のせいだ)


 そう言いエルは、つらそうな表情で俯いた。


(そうじゃない、とは言わないが……お前のせいだけじゃないからな。それに、悪いのはセルギガだ)

(そうかもしれないけど……これ以上、犠牲を増やす訳にはいかない)

(エル……一人でやろうなんて考えてないよな? それに、どこに連れていかれたかも分からない!!)


 それを聞きエルは、どうしようかと躊躇い悩んだ。


 “二人共、キキョウはダンジョンの中だ。下へ移動しているかもしれない”

(グリモエステルス、じゃあ……もしかしたら……)

 “ああ、エル。それに向こうのオーパーツから連絡があったよ”


 そうグリモエステルスが言うとエルとラクドサスは驚いた。


(向こうは、なんて言ってきたんだ?)

 “エル、君一人でこいって言ってる。ただ場所は、特定してない……このダンジョンの下としかな”

(エルが一人って……間違いなく罠だ。いや、辿り着くまでに体力が尽きる)


 そう言われるもエルは、ここに隠れて居られないと思い立ち上がる。


(悪い……気持ちだけもらっておく)


 エルはそう言うと駆け出し休憩施設をあとにした。

 それを聞きラクドサスは、エルに呼びかける。だが、返答がない。

 そうエルは、グリモエステルスに言い交信を切ってもらっていたのだ。


 “エル、君の気持は分かる……だから交信を切った。だが、これでいいのか?”

(多分これは正解じゃない。でも、向こうは俺一人でこいって言っている。それならこうするしかない。だけど、あとでラクドサスに伝えてほしいんだけど)


 エルはそう言い、グリモエステルスに伝える。

 それをグリモエステルスは、分かったと了承した。

 それを確認するとエルは、地下三階層へ降りる通路へと急ぎ向かった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

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