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英雄迷宮〜特別な魔導書と大剣を手にし探求者となりしエルは誓いを胸に旅立ち迷宮へと、そこで何を知り何を得るのだろうか〜  作者: みけ猫 ミイミ
第二章

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お互いの事情と提案

お互い事情を話していたが……。

 ラクドサスは語っていた。自分のことについて……。


「……シルベリアスグ国の王子? ラクドサスが……。それも本当の名前が、ラクド・S・サリウス」


 ――本当はラクドなのだが、しばらくはラクドサスで話を進めます――


「エル、そうなる。俺は、跡目相続争いに巻き込まれた」

「んー……それで逃げてるのか。でもなんで逃げる必要があるんだ?」


 そう言いエルは首を傾げる。


「俺は第一王子じゃなく第二王子だ。だが父上は生前にオーパーツを俺に託した」

「そういう事か。そのため逃げてる……でも、なんで戦わないんだ?」

「兄上の方には、他のオーパーツ所持者がついてる……それも三人もな」


 ラクドサスはそう言うと、クッと下唇を噛んだ。


「それって……下手したら乗っ取られるんじゃ? それに三人も……」

「ああ、だから心配なんだ。だが、今の俺の力……いや眷属も少ない。こんな状態じゃ、兄上を助けることもできん」

「そうか……それでここで仲間を探していた、ってことだな」


 そうエルが聞くとラクドサスは、コクッと頷いた。


「本当は……俺を素手で倒したお前を眷属にと思ってたんだが、同じオーパーツ所持者じゃな」


 そう言いラクドサスは、ガッカリしている。


「なんか悪いな。だが俺も、やらなきゃならないことがある」

「さっきの件と関係することか」

「ああ……そうだな。俺は……」


 エルは理由を話し始めた。


「……復讐か」

「ラクドサス、さっき確証を得た。それまでは、ずっと迷っていたんだ。でも……」

「でも、なんでエルの母親を殺し村までも」


 ラクドサスは不思議に思いそう問いかける。


「アイツ……セルギガが持っているオーパーツは昔、父さんの物だった。それを俺が十八になるまでって母さんに託してたらしい」

「それでか。もしかしてセルギガは、そのオーパーツの眷属だったのか?」

「そうらしい。そのことは、シルフィアがよく知ってる」


 それを聞きラクドサスはシルフィアを見据えた。


「もしかしてシルフィアは……」

「ええ、元はセルギガが持っているオーパーツの眷属だったわ。でも……あくまでも、エルの父親であるエルムスのね」

「ちょっと待て……それって、英雄と云われたエルムス・ラルギエ。……ん? そういえば」


 ラクドサスは信じられないと思い、疑いの眼差しをエルに向ける。


「なんだよ、その疑いの目は?」

「いや、悪い。だがそうか……かつての英雄は、既に亡くなっていた。一度、会ってみたいと思っていたが……よく父上から聞かされていたからな」

「そうか。俺は、父さんが昔何をしていたのか知らない」


 そう言いエルは俯いた。


「恐らく……お前が十八になったら、全て話すつもりだったのだろうな」

「多分そうなんだと思う。だけど、それも今じゃ知ることはできない」

「お前も大変だな……俺だけがって思っていた」


 ラクドサスはそう言い遠くをみつめる。


「それを云うなら俺もだ。自分だけがなんでって思ってたからな」

「なあ、俺と共闘を組まないか?」

「ラクドサス……何を考えてる?」


 エルはラクドサスに疑いの眼差しを向けた。そう、何かを企んでいるんじゃないのかと思ったからである。


「ああ……企んではいる。俺だけじゃなく、お前にもいいことだぞ」

「俺にもいいこと?」


 エルはどういうことだと思い考えた。


「簡単なことだ。お前たちを俺たちが助ける」

「ってことは、その代わりラクドサスたちを助けろ……ってことか」

「そうだ……悪い話じゃないと思うが」


 そう言いラクドサスは、エルを見据える。


「そうだなぁ……だが、連絡手段はどうする?」

「確かに必要だ。さて、どうする……お互いオーパーツに聞いてみるか?」


 それを聞きエルは頷く。

 そしてその後エルとラクドサスは、お互いのオーパーツに助言をもらっていたのだった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

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