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英雄迷宮〜特別な魔導書と大剣を手にし探求者となりしエルは誓いを胸に旅立ち迷宮へと、そこで何を知り何を得るのだろうか〜  作者: みけ猫 ミイミ
第二章

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談話と緊急事態

シルフィアとカルオンスは話をしていたが……。

「シルフィア、もしセルギガが……マルセを殺したとしたら」


 そう言うとカルオンスは、怒りの表情を浮かべる。


「ええ、許せないわ。でも……なんでそんなことを?」

「考えられるのは……魔剣バスターへルギアの所有権を得るためだろうな」

「そうね……それしか考えられない。でも、村まで襲うことはなかったと思うのよね」


 それを聞きカルオンスは頷いた。


「確かにな。まぁ襲った理由は、恐らく自分の姿をみられているからだろう」

「口封じ……酷すぎるわ。昔は、そんな酷いことをする人じゃなかったのに」


 シルフィアがそう言うとカルオンスは首を横に振る。


「いや、アイツは……かなり卑劣なことをしてたぞ」

「じゃあ、私の前だけ……そんな姿をみせてなかったってことなのね」

「ああ、そうなる。それはそうと……シルフィアは、エルのパーティーに居るんだったな」


 そう言われシルフィアは、コクッと頷いた。


「それがどうしたの?」

「いや、なんでお前がエルのパーティーに居るのか気になっただけだ」

「そっかぁ。そうね……まぁ色々あって」


 シルフィアはそう言いカルオンスから目を逸らす。


「何か隠してるな。そういえば……つい最近、眷属が減ったとバスターへルギアに云われた。まさか、シルフィアなのか?」

「さぁどうだろうね。もしそうだったら、どうするの?」

「いや、どうするつもりはない。ただ……もしそうなら、他のオーパーツ所持者の眷属になったのかと思っただけだ」


 そう言いカルオンスは、シルフィアを見据える。


「……そうだとしても、言えないことぐらい分かるわよね」

「なるほど……そうだったな。まぁなんとなく分かった」

「セルギガに言うつもり?」


 シルフィアはそう言いカルオンスを睨んだ。


「待て、俺が言うと思っているのか?」

「……ごめん。だけど、セルギガの件もあるしね」

「そうだな。俺も……失望している。……魔剣バスターへルギアの所有権を手に入れたって聞いた時も、なんでセルギガがって思った」


 そう言いカルオンスは、俯き一点をみつめ怒っている。


「本当は、俺も眷属を辞められるなら……そうしたい」

「そうか……眷属は、そう簡単にやめることができないみたいだしね」

「ああ、一度だけバスターへルギアに聞いたことがあった……眷属をやめられないかとな」


 それを聞きシルフィアは、なんて言葉を返したらいいか分からなくなった。


「ごめん……私は、何も言えない」

「フッ、お前が悪い訳じゃない。だが……他の眷属になれたってことは、魔剣バスターへルギアよりも格上なのか?」

「それは……」


 シルフィアは返答に困る。


 ”シルフィア、そのぐらいなら話しても問題ないよ”

(そうなのね。グリモエステルス、ありがとう)


 グリモエステルスにそう言われシルフィアは話し始めた。


「ええ、勿論よ。格上だし、他のオーパーツよりも知能を持っているわ」

「なるほど……流石は、エルムスの子供だな。そんな凄いオーパーツを手に入れるとは、どういう経緯か分からんが」

「そうね……」


 そうこう話していると……。


 ”エルを止めろ! それと、これはシルフィアだけに送っている”

(どういうこと?)

 ”まだ早い。それに一人で多数の眷属使いとオーパーツ所持者を相手にするのは無謀だ”


 それを聞きシルフィアの顔が青ざめる。


(まさか……エル一人で向かったの?)

 ”宛てもなく探すそうだがな”

(無茶だわ……なんで止めなかったの?)


 そう言われグリモエステルスは、一瞬だけ考えた。


 ”止めた。だが……そのあと、勝手に向かった。儂の呼びかけにも反応せん”

(ねぇ、カルオンスにも手伝ってもらっても大丈夫?)

 ”そうだな……問題ないだろう”


 それを聞きシルフィアは、カルオンスに説明する。


「それはまずいな……分かった! 俺も探してみる……あのアジトには行ってないと思うがな」

「アジト? それはどこなの」

「倉庫街の奥だ。だが、連れて行かれてなければ……そこには居ないだろう」


 そう言いカルオンスは、遠くをみつめた。


「じゃあ、そこはあとにするわ。私は商店街を探してみる」

「俺は……そこ以外をあたってみるか」


 そう言い二人は席を立つ。

 そしてシルフィアとカルオンスは、エルを探しに向かったのだった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

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