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英雄迷宮〜特別な魔導書と大剣を手にし探求者となりしエルは誓いを胸に旅立ち迷宮へと、そこで何を知り何を得るのだろうか〜  作者: みけ猫 ミイミ
第二章

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忘れたい過去と苦痛

エルは昔のことを思い出してしまい……。

 思い出したくないことがエルの脳裏に浮かんでくる。それを忘れようと考えないようにした。

 だが、忘れようとすればするほど鮮明になってくる。


(……グリモエステルス、わざとか?)

 ”なんのことだ? 儂は何もしておらんぞ”

(じゃあ、なんで忘れたいのに余計に思い出すんだよ!)


 そう言いエルは苦しくなって来ていた。


 ”儂はただお前の父親のことを言っただけだ。もしそれがキッカケだとしたら、忘れてはいけないことなんだろうな”

(そんなことはない……あの時のことは、忘れないといけないんだ。じゃないと……)

 ”そんなに自分を正当化したいのか?”


 そう言われエルは、段々イライラしてくる。


(そんな訳ないだろ! いい加減にしろよ……確かにあの時、俺が無茶しなければ父さんは死ななかった。だけど……だから、どうしろって云うんだ)

 ”どうもしなくていい。だが、忘れるのは違うな。いや、つらいのは分かる。しかし全て忘れては、いけないことだ。そうでないと闇が深くなっていくぞ”

(……そうなのか。だけど……今はまだ無理だ)


 エルはつらそうである。


 ”まぁそのことは徐々に受け入れていけばいい。お前の闇は、それだけじゃないがな。父親により受けた虐待まがいのしつけ……他にもあるな。みればみるほど、どんどん出てくる”

(クッ……覗くなって言ってるだろ!!)


 エルは苦痛の表情を表に出してしまった。


「エル、どうしたの?」


 心配になったシルフィアはそう言いエルの顔を覗き込んだ。

 その声に気づきエルは、ハッと目を見開いた。


「あーえっと……うん、大丈夫」

「本当にですか?」

「カルシャさん……はい、すみません。ちょっと色々考えてたら分からなくなって、ハハハハハ……」


 そう言いエルは苦笑する。

 そんなエルをみてシルフィアとログスとララファは、何かを誤魔化しているようにみえ心配に思った。


「それならいいのですが、それで依頼の方は決まりましたでしょうか?」

「んーそうだな……もう少し待ってください、四人で話し合いたいので」


 エルはそう言うとシルフィアとログスとララファの方をみた。


「カルシャさん、この依頼書を向こうのテーブルでみてきたいんだけど……いいかな?」

「ええ、そうですね……。その方が話しやすいと思われますので、構いませんよ」


 それを聞きシルフィアとログスとララファは「ありがとうございます」と言い、空いてるテーブルへと向かう。

 エルはシルフィア達のとった行動がよく分からず不思議に思うも、あとを追いテーブル席へ向かった。


 テーブル席までくるとエル達は座る。

 エルは持って来た依頼書をテーブルに置いた。


「それで、どうするんだ?」

「エル、話したいことがあるから待って」


 そうシルフィアに言われエルは頷く。


(グリモエステルス、さっきエルと話してたわよね?)

 ”ああ、シルフィア……そうだが。その内容が知りたいのかい”

(ええ、ただ私だけじゃなく……ログスとララファも交えてね)


 そう言われグリモエステルスは悩んだ。


 ”儂からよりも本人に聞けばいい。そうだな……四人の意識を今から繋ぐ。それでいいかい?”

(それでいいわ。さっきのエルの表情……普通じゃなかったし)


 それを聞きグリモエステルスは四人の意識を繋ぐ。


 ”意識は繋いだけど……エルが話すとは限らないよ”

(それでもいいわ。とにかく話したいのよ)

(……なんのつもりだ? グリモエステルス。なんで意識を繋げた!)


 いきなりシルフィアと意識を繋げられたうえにエルは、さっき話していたことだと思い不愉快になっている。


(エル、グリモエステルスに頼んだのは私よ。それにこの会話は、ログスとララファも聞いているわ)

(どういう事だ? なんでこんなことを……)

 ”シルフィアは、エルがつらい表情をしていたから気になったらしい。それを聞かれたから、儂は本人に聞いた方がいいと提案しただけ”


 それを聞きエルは、苦痛の表情になった。

 そしてその後エルは、重い口を開き話し始める。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

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