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英雄迷宮〜特別な魔導書と大剣を手にし探求者となりしエルは誓いを胸に旅立ち迷宮へと、そこで何を知り何を得るのだろうか〜  作者: みけ猫 ミイミ
第一章

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ダグル迷宮地下二階層……対話と眷属とは?

シルフィアはグリモエステルスが創り出した空間にいて……。

 ここはグリモエステルスが創った意識空間。周囲には、以前のように本が置かれていない。そう、なぜか白と紫の霧で覆われている。

 シルフィアの意識は、ここに飛ばされて来ていた。


「ここって……?」


 そう思いシルフィアは、辺りを見回す。


 “ここは、儂が創り出した空間だよ。君が、シルフィアだね”

「ええ、そうだけど……話ってなんですか?」

 “……やはりそうか。シルフィア、君は慣れているね。こういう事に……”


 そう言われシルフィアは、何も言えなくなる。


 “だんまりかい。まぁ隠そうが、儂には分かっているがね”

「私の心を読んだって訳かぁ。それじゃ隠せないわね……って、そもそも思ってないけど」

 “そのようだね。でも、なぜ魔剣バスターへルギアの所持者である者の眷属が一人で行動している?”


 そう問われシルフィアは、ジト目で無作為に白と紫の霧をみた。


「なぜ聞くの? 心を読めば分かるわよね」

 “その様子じゃ、自分の口からは言いたくないみたいだね。まぁ……それもそうか。オーパーツ所持者の眷属になるっていう事は、そうでないと駄目だ”

「それで、話ってそれだけなの?」


 そう言われグリモエステルスは、何か考えているようで黙る。


「ねぇ、なんで黙っているの? もう、用がないなら……」

 “いや、まだだよ。君は眷属という事の意味を知っているようにみえるが、そうでもないな”

「どういう事?」


 シルフィアはそう言われ不思議に思った。


 “仕方ないか。バスターへルギアは、儂と違い知識を所持している訳じゃないだろうからね”

「そういうあなたは、知識……知能があるっていうの?」

 “そうだね。儂は、星の理を知る魔導書だ。知らないものは、殆どない。ただ、まだ会った事のない者については分からないがな”


 それを聞きシルフィアは、なぜか怖くなり身震いする。


「星の理を知る魔導書……それって、グリモエステルス」

 “ああ、そうだよ。儂は、グリモエステルスだ。オーパーツのことを知っている君なら、分かっているとは思っていた。それに、あの魔剣よりも格上。それがどういう事か……”

「ええ、勿論よ。まさか……エルが、手に入れているなんて」


 シルフィアの顔は青ざめていた。そうエルが、まさか人食い魔導書とも言われているオーパーツを手に入れていたからである。


 “まぁいい……君は、所持しているオーパーツの眷属を放棄する覚悟があるみたいだからね。ただこれだけは、今後のために教えておくよ”


 そう言われシルフィアは、ゆっくりと頷いた。

 それを確認するとグリモエステルスは、オーパーツ所持者の眷属について説明する。

 シルフィアはそれを黙って聞いていた。


 ――オーパーツを所持している者の眷属は、所持者が死後その権利を得られる。だが、本人の意思では放棄できない。しかし、オーパーツが許可すれば可能だ。

 もし他のオーパーツ所持者の眷属になる場合は話して許可をもらう…………――


 そうグリモエステルスはそう語る。


「それじゃ、私はエルの眷属になれないってこと?」

 “いや、問題ないよ”

「問題ない、って……でも」


 そう言いシルフィアは不安な顔になった。


 “儂なら、可能だ。君の眷属の紋章から、直接へルギアと繋ぐことなどな”

「……それができる。そうだとしても……」

 “そうだね……勿論、目覚めてもらう。それと、エルに事実を話せ……それからになる”


 シルフィアはそう言われて、コクッと頷く。


 “じゃあ、君の意識を体に戻すよ”


 そうグリモエステルスが言うとシルフィアの姿……意識は、この空間から消える。


 “うむ、バスターへルギアか……余り話したくないが。まぁ……大丈夫だろう。いざという時は……”


 そうグリモエステルスが言ったあと、スーッと空間が消えた。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

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