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英雄迷宮〜特別な魔導書と大剣を手にし探求者となりしエルは誓いを胸に旅立ち迷宮へと、そこで何を知り何を得るのだろうか〜  作者: みけ猫 ミイミ
第一章

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ダグル迷宮地下第二階層……先に進む者たちと引き返す者たち

エル達は先へ先へと進む。だがエル達のあとを付けていた者たちは……。

 エル達は奥へと進み歩き出す。

 そのあとを六人の男女が物陰に隠れながら追いかける。

 そのことに気づいていてもエル達は振り返らず先に進んだ。


「やっぱり、付いて来てるな」

「そうなんだね。私には分からないけど……。でも、なんのために……」

「さあな。俺たちに用があるのは間違いない。ただ……なんで付けてるのか、気になる」


 そう小声で話しながらエル達は、慎重に通路を調べ歩く。


「この通路は、明らかに上の階と違うな。岩壁の色も、上の階は赤い感じだった。だが、この階は黄緑か。下の階はどうなってるんだ?」

「地下三階層は、上の階と同じ赤い岩壁よ」

「なるほど……。ここだけ黄緑の岩壁……やっぱり、この階に何かありそうだな」


 そう言いエルは、ジーッと岩壁をみた。


「まぁ、そうかもね。普通じゃないのは確かだし」

「兄貴は、どこに居るんだろう?」


 ログスはそう言い、キョロキョロする。


「ログスとララファのお兄さんが、どこまで奥に行ったのか分かればいいんだけどね」

「そうだな。今は、なんの手がかりもない。それに、この地図に載っていない場所が多すぎる。特定するのは、難しいだろう」

「早く……兄を……」


 そう言いかけララファは涙ぐんだ。


「フウ~、先に進むか」

「そうだね。早く二人のお兄さんを探さないと」


 それを聞きエルとログスとララファは頷いた。

 その後四人は、更に奥へ向かい歩みを進める。




 一方エル達のあとを付けている者たちは、遺跡の柱の物陰に隠れていた。


「ダスカ、この先って地図に載ってない所よね?」


 そう赤紫のショートヘアの女性が言うとダスカは頷く。


 この女性はマキア・ルゼス、年齢不詳。見た目は、ケバイ……いやもとい、派手な化粧でキツめの顔だちだ。


「そうだな……この先は危険だ。どうする、追うのか?」

「……ダスカ。オレは、まだ死にたくねえ。先に進むってんなら、お前たちだけで行ってくれ」


 そう言い金に白が混じっている短髪のガタイのいい男性は、ダスカ達に背を向けた。


 この男性はバルゼブ・ザバガ、三十一歳。眠そうな顔つきをしている。だがその見た目とは反し、体格がいいせいか岩をも砕く破壊力を持っている。


「そうね……アタシも、こんな所で死にたくないわ。それにアタシたちが手を下さなくても、シルフィア達は無事にここから出てこれるか」

「確かに、そうだな。ってことは、シルフィア達を追うのをやめて出るか」


 そうダスカが言うと五人は頷いた。

 その後ダスカ達は、ダグル迷宮の出口へと向かう。




 エルはシルフィアとログスとララファと奥に進みながら、ダスカ達の気配が消えたことに気づき立ちどまる。


「俺たちのあとを付けて来た連中の……気配が消えた」

「それって、追うのをやめたってこと?」

「多分そうだろう。命が大事だと思ったのかもな」


 そう言いエルは呆れた顔をした。


「そうだね。じゃあこれで、余計なことを心配しないで探せる」


 それを聞きエルは頷く。

 そしてその後エル達は奥に進み、地図にない未知なる場所へと向かったのだった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

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