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カレーパン競争

作者: カレーパンの妖精
掲載日:2023/03/14

12時35分


学校の4時間目の授業もあと5分...。


今日は購買に究極のカレーパンが売られる日、そう...金曜日。


究極のカレーパンは限定販売、五個しかない。


私は何としてでも究極のカレーパンを手に入れなくてはならない。


その名の通り究極のカレーパンは究極。


カリッと揚げられたサックサクの衣とアッツアツのキーマカレー。


程よい辛さでお肉もたっぷり入ってる。


正直、一人一個の制限がなければ私は五個全部買い占めても食べ切る自信がある。


そんな究極のカレーパンは先ほど言った通り購買にある。


私の教室は1ーF組、購買から一番遠い四階の端っこにある教室。


その更に端っこである左後ろの席。


なので、私は最速で購買を目指し究極カレーパンを手に入れたければならない。


しかし、このカレーパンを狙うのは決して私だけではない。


どころか全校生徒がこの究極のカレーパンをめぐって競争するの。


一度や二度ならず何度、競争に敗れて涙を流したことか...。


でも今日の私は一味違う。


今週は月曜日から購買までのルート厳選を行った。


パルクールとルートを駆使して何としてでも手に入れる!



キーン、コーン、カーン、コーン

キーン、コーン、カーン、コーン



その音を聞いた瞬間、私は机に両手を当て腕の力を使って椅子と机に触れないよう足を椅子の上に持ち上げる。


そして、それと同時、廊下側とは逆のベランダ側に走り出す。


扉は換気用に元々あいているのでそのまま扉を潜ってベランダへ。


ベランダに到達したら、購買方向に走りながら最小限のジャンプでベランダの手すりに乗る。


そのまま、一つ下の階にある手すりに...乗り移るッ!


一回目成功。


続けて二回目ッ!


せ...成功!


後二回、私は油断せずに三回目を決めるッ!


成功!


最後、四回目は一階なので手すりはなく、地面があるだけ。


さっきまでより高さがあるけど、代わりに正確性はそこまで求められない。


なので、落ち着いて降りるッ!


成功!


私は着地後も立ち止まることなく、学校の外周部分を走る。


そして渡り廊下のある場所で右折、その先には中庭、左下に見えるのは購買!


私は中庭に飛び降り、購買へ走る!


目の前には購買...あとはお金を払えば...。






財布を忘れてた...。



チャン、チャン

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