第2.5話 ヤバイ・・・・本当に吐きそう
後半、ちょっとキワドイシーンがあります
「ヌオおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉおぉぉおぉぉぉお!」
バンプのその図体と獲物から想像のできないほどの剣速で振るわれる斬撃は着実にユーを追い詰めていた。
「第六波が・・・・・うぷッ」
二日酔いでグロッキーなユーは汚歌を奏でそうになるのを必死で堪え遡ってくる物を無理矢理胃に戻し遡ってくる物を無理矢理胃に戻すを繰り返していた。
だが、そんなことはいざ知らずバンプは途轍もないほどの斬撃を繰り返し確実にユーの胃袋にダメージを負わせていた。
『よし・・・・一階吹き飛ばされよう!』
バンプの大振りな一撃をユーは敢えて受け止め壁に激突する。
フリをした
壁に衝突する0.001秒前に【風魔法】で壁を破壊し砂埃を立て更に追加で【土魔法】で砂埃を立てる。
そして、砂埃と壁が崩壊する爆音を利用して
「オロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ〜!」
嘔吐した。
「バンプがやりやがった!あの【勇者】を吹き飛ばしたぞ!」
「あいついつかはやってのける男だと俺は信じてた!」
観衆は思い思いの言葉をバンプに投げかける。
中には食いかけのカボチャの種を投げるものもいた。
「ユーが吹き飛ばされちゃったんだなぁ」
「フン、脆弱な奴め」
「おかしい」
ケルは違和感を感じていた。
ユーがこんな簡単にやられるはずがないと
どんなに手加減をしていても並の冒険者いや、Sランク冒険者にも負けない力を持っているのが【勇者】という存在だ。
すると突如、ユーが吹き飛ばされた場所の砂埃が一瞬で振り払われる。
「5秒だけ本気出すね」
其処には口元がナニカで濡れたユーが自身の魔力を爆発させエクスカリバーは神々しい光を放っていた。
✖
ふぅ、なんとか吐き出すものは【空間魔法】内に吐き出せたし一件落着。
さて、金貨5枚は確実に欲しいから本気出しますかっと
取り敢えず雰囲気を作ろっと
【風魔法】で砂埃を吹き飛ばし見せる用の魔力を放ってエクスカリバーを無理矢理光らせて最後の隠し味に決めゼリフを一つ
「5秒だけ本気出すね加速」
足に全力で魔力を注ぎ超高速でバンプさんに肉薄する。
そして、力任せにエクスカリバーを叩きつける。
ガギィィィィッ
「これが勇者の本気か強すぎる!?」
バンプは剣に魔力を全力で注ぎ剣の強度を底上げする。
だが、それでもユーの斬撃を受け止めた大剣はミシミシと悲鳴をあげ亀裂が入る。
ダマスカス鋼で鍛えられた武器は折れず・曲がらず・錆びずの驚異的な耐久性を誇っているが【勇者】であるユーにはそんな万能金属でできた剣も人智を一段の跳び箱のように何食わぬ顔で飛び越えていく【勇者】の人外スペックがあるため
バキイィィィィィィィィン!
安い鉄剣と変わらない
『これが・・・・・・・【勇者】の力か』
「降参だ」
ユーの剣がバンプの鼻先で急停止する直後に凄まじい剣圧が髪と会場の空気を震わせる。
今まで熱狂していた観客達が押し黙り静寂が駆け抜ける
まるで台風の目の中の様だ
「「「「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」」」」」」」
✖
「金貨5枚♪金貨5枚~」
私は金貨の入った小さな袋を胸にしまいギルドの地下闘技場を出て取り敢えず明日用のクエストを受注して帰路に着こうとするとギルドの前にケル、クレイモア、ランスがいた。
「みんな久しぶりどうしたの?」
本当に久しぶりに見るメンツが揃っていた。
「ユー!」
「クレイモアー!」
私とクレイモアはお互いに駆け寄る。
感動の再開だ!
するとクレイモアは消えた・・・・・クレイモアが私の背後に回り込み
モミッ!
私の胸を両手で鷲掴みにし卑猥な手付きで胸を揉みこむ
「久しぶりのユーのオッペェ!手が飲み込まれる程のサイズ感、この絶妙な感触・・・・・・僕のためにあるような胸なのだぁ」
「はぁ・・・・・本当に私の胸好きだね。ほら、そろそろ私帰るし当分の間会えないから」
私はウエストアーマーとさらしを外し脇を上げその部分のインナーウェアを絶妙に横乳が見えそうで見えない絶妙なサイズに引き裂く
「直でいっちゃう?」
クレイモアが固唾を飲み込む音が微かに聞こえ震える手が脇に触れるがその手は中に入らなかった。
「揉みたい・・・・でも、ユーのオッペェの直揉みはユーが僕の恋人になったらなんだなぁ。でも、揉みたい・・・・ダメなんだなぁ!」
「ほらほら~」
クレイモアを揶揄うのはたのしいなぁ
クレイモアは唐突に胸を揉んでくるが根は純粋で温泉に行ったとき一緒に入れば胸を揉んでこないしボディタッチすらしてこないし攻められると急にムッツリ度が0になる。
見た目も155cmの低身長と幼い顔立ちと相まって可愛さが爆増し更に男ではない事が
私が胸を揉ませることを了承してる理由だ。
「ユーちゃんクレイモアちゃんがオーバーヒートするから止めて」
「可愛いからついね・・・・・」
そう言うとケルはクレイモアの頬をペチペチ叩いてクレイモアの意識を戻す
「バミューダトライアングル!」
そう叫ぶとクレイモアが覚醒する。
「クレイモアお前はその・・・・・なんだ・・・・すぐに胸を・・・揉むな(超小声)」
ランスは頬を朱色に染め定まらない視線をクレイモアに向け説教するがクレイモアは反省の色を見せるどころか逆にニヤニヤしながら私の背後に回り今度は前に寄せるように胸を動かすと
「ユーランスはあんなこと言ってるけど本当はユーの事が異性として好きって言ってたんだなぁ~僕がユーのオッペェを揉んでるときに嫉妬が籠った視線を向けてくるんだなぁ♪」
「へぇ~ランスもわ・た・しの胸揉みたいんだぁ♪」
「テメェら・・・・【雷鳴槍】!」
「「アビャァァァァァァッ!」」
私とクレイモアに高電圧の雷が直撃する。
もう・・・・ランスは揶揄わない