七十六 いっせいのせ!
「いっせいの一」
「フルグルの負けだね」
「いっせいの三」
「二だけだよ」
今日は、指遊びで遊んでいる。丁度煮込みのチャーシューを作りながら遊んでいるとロートゥスお姉様が、チラチラと様子を伺いながら遊んでいる。どうやらお昼が何か気になるようだ。
「フルグルまだ?」
「ご飯まで、まだありますよ」
「匂いが…ね」
「そうだね」
「マールムお姉様もお腹すいたの?」
「うん」
「軽く何か食べます?」
「それ食べちゃうと」
「お昼食べれなかったらやだもん」
「そう言えば。昨日ごはん冷ましてたよね」
どうやらご飯を作って、冷ましていたのがばれている様だった。どうしても、お昼に使うご飯の為に、作った事までは、気づかれていない。
「あのご飯を何に使うの?」
「お昼で、使いますね」
「それならやっぱり我慢する」
「楽しみだね。お昼ご飯」
時間も経って、良い感じに煮込まれていくのが分かる。そろそろいいかと思って、お姉様達に声をかける。これから作る炒飯の為の準備が出来る。
「お姉様達」
「どうしたの?」
「もしかして、そろそろ?」
「ご飯どれくらい食べますか?」
「僕は、結構食べるよ」
「私もいっぱい食べるよ」
「ご飯二杯分くらいで、足りますか?」
「僕は、三杯分食べるよ」
「私は、二杯半食べる」
「それじゃ~」
「準備してきますね」
「「まってる~」」
最近作った特殊なフライパンに、油を垂らし刻み葱を入れて、卵を落して、ご飯を入れる。ご飯を潰しながら上手くかき混ぜていく。ひっくり返しながらご飯が、黄金色になる中で、チャーシューの刻みを入れていきながらまんべんに、ひっくり返す。塩と胡椒をいいぐわいに、入れて味を調えて完成させる。
「はい。ロートゥスお姉様完成です」
「ご飯が、凄く輝いているね」
「炒飯です」
「このスプーンで、すくって食べてみて下さい」
「パラパラとしていて、凄く美味しいよこれ」
「早く、フルグル私の分も」
同じように、油を引いて作っていく。何度かひっくり返して、完成する。葱油で作った大豆のスープを一緒にもっていきお姉様達に渡した。
「これ美味しいね」
「スープも良くあってる」
「まだご飯余ってるので、食べる用なら作りますよ」
「これならもっと食べれるかも」
「私も思ったより食べれる」
「しっかり食べて、大きくなってください」
「「フルグルその言葉禁止」」
自分の分も炒めて作っていく。味見は、三回目になれば目分量で作って行ける事が解り、手が動きながらが作り上げていく。自分の分も完成するとお姉様達がいるテーブルに持っていくと?
「フルグルが食べ終わった後で、いいからお代わり貰ってもいいかな?」
「別に、いいですけど」
「マールムお姉様も食べますよね」
「分かるだね」
「食べ終わったら、大皿で取れるように作りますよ」
「炒飯も飽きたと思うので、あんかけ炒飯作りますね」
「なんか響きが美味しそうだね」
こうして、二杯目は。あんかけ炒飯を作り食べて貰い喜んでもらう。その後に、お母様が帰って来てお婆様からお話があると言われるのだった。




