六十五 涼しもうその一
この間作ったラーメンは、大好評で。結局夜にもお兄様達に振舞う事になるほど人気が高かった。そして、今日もとある場所に行って。氷の塊を取りに行ってきた。
「マールムお姉様。本日のおやつは、涼しい食べ物です」
「何かのフルーツ?」
「フルーツをジュースとして使ってます」
「楽しみだ」
「ロートゥスお姉様。学校から帰ってきてないけどいいの?」
「大丈夫です」
「お母様もいないよ?」
「二人で。食べましょう」
氷の塊を風魔法で、四角に切り。お婆様の所から借りてきた氷を削るかき氷器に、氷をいれてシャリシャリと削っていく。綺麗に削れたので、フルーツのシロップをふんだんに乗せ。切ったフルーツを乗せて完成させる。
「これが。今日のおやつです」
「白くて、カラフルだね」
「かき氷て言う。食べ物です」
「このスプーンで。食べて下さい」
マールムお姉様は、不思議そうにスプーンをすくって食べ始める。はじめは、何故か白い氷の部分を食べて、頷き。次に、まわりのフルーツを氷と一緒に食べて、ようやくシロップのついた氷を食べる。
「これ。美味しいね」
「順番に、食べたけど」
「シロップの所が、一番美味しい」
「その。シロップとフルーツと一緒に食べても……」
「美味しいですよ」
「……ほんとだ」
ゆっくりとシャリシャリと音をたてながらかき氷を食べていく。部屋には、氷を削る音だけが響いていると? 玄関から声が聴こえてくる。
「ただいま~」
「今日は。……熱いね」
「誰かいないの?」
「ロートゥスおねしゃまおかえりなさい」
(シャリシャリ、ゴックン)
「フルグル。何か食べてる」
「おやつ食べます?」
「フルグルと同じの食べる」
「今用意しますね」
かき氷を削る音が、食卓内に響く。シャリシャリとリズムよく響く。大皿に入れて作っていく。氷の周りに、フルールを乗せていき。フルーツのシロップをたっぷりとかける。綺麗に完成した所で、ロートゥスお姉様のいるテーブルへと持っていく。
「今日のおやつは。かき氷です」
「なにそれ?」
「氷のおやつです」
「凄く。美味しそうだね」
「ロートゥスお姉様。美味しいよ」
先に食べていたマールムお姉様が、嬉しそうに美味しさを表現している。ちなみに、二杯目に入っている。それほど美味しかったらしい。
「これもフルグルが、考えたの?」
「お婆様の家にありました」
「色々あるよね。本当に……」
「いただきます」
シャリシャリとフルーツとシロップのついたかき氷をおもいっきりほおばる。そんなに、一気に食べると大変な事にと言う前に、起きてしまった。
「つめたぁぁぁぃ」
「頭に、キンキンする」
「少しずつ。食べないと頭にきますよ?」
「フルグル。言うの遅い」
「これ。身体も冷えていいね」
「熱い日は。これに、限るね」
そんな場面もあったもののその後は、ゆっくりと食べる。結局三杯目を食べた。マールムお姉様は、お腹が冷えて壊してしまうと言う事件がこの後に、起きるのだった。




