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暗殺一族の末裔が異世界に転生しスローライフ  作者: 敷島楓
第六章 幼少時代 自分の道へ編
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五十二 無双します

「それで、カメッリアお姉様は……今回は、見てて下さい」

「支援しなくていいの?」

「傷付いた時に回復して下さい」

「分かった」

 準備も終わり、ハイオークを狩に行く事になった。支援は、自分で上級まではかけれるのでお姉様にかけてもらう程じゃない事が解っている。その為、回復に回ってもらう事にした。

「僕の手を握って」

「分かった」

 お姉様に握ってもらって転移ポータを唱えて森に着いた……結構前までは、見慣れた場所だが最近は狩に来ていなかった。その為なんか凄く新鮮に感じた。

「着きましたよ」

「あれ、森に来ている」

「転移使いましたので、狩場に来ています」

「あっ、オークがいる」

「あれは、ハイオークですよ色が違いますし」

「ほんとだ」

 カメッリアお姉様の中では、色が違ったり形とか大きさとかの違いが分かっていないらしく……ただのオークだと思ったらしい――。

「お姉様ちょっとごめんなさい」

 僕は、身体強化した身体でお姉様をお姫様抱っこして、足に魔法をかけた状態で木を登っていく――。そうして、見やすい場所にお姉様を座らせてここにいるように伝える。

「狩りしてくるので、見てて下さい」

「ここで見てればいいの?」

「はい」

 僕は、返事をした後静かにそっとハイオークに近づいて斜めから心臓に刺して逝く――。処理をするように、サクサク狩っていく……黒く霧になってハイオークは、塵となって消えて逝く――。

「凄い…フルグル、強い……」

「戻りました」

「フルグル、ナイフ使えるだ」

「あれ、言ってませんでしたけ?」

「知らないよ」

「あ、言ってなかったですね」

「凄いね、スパッと切ったと思ったら塵になってるなんて……」

「カメッリアお姉様、僕の手を握って下さい」

「えっと、分かった……」

 手を握って貰って、いつもの狩場へと転移ポータする。勿論鬼神が居る狩場へと……。それもあまり居ないハグレがいる木のてっぺんに転移する。

「フルグル、ここどこ?」

「ここの狩は、お母様には…秘密にして下さい」

「それとあれを見て下さい」

「なに…あの角が生えたモンスター……、凄く怖い――」

「あれは、ハグレの鬼神です」

「帰ってから食べている霜降りのヒレ肉をアイテムとして落とすのが、あのモンスターです」

「あんなに怖いのを狩りしてるの?」

「ま、見てて下さい」

 僕は、気配を消してそっと近づき…斜めにナイフを投げて、喉を潰してそれから二本のナイフで両目を潰し、心臓に長めのナイフを突き刺し……黒く霧になり、塵となってヒレ肉を落とした事を確認する。そして、お姉様が見える所に手を振って倒した事を伝える。その時のお姉様の顔が凄く怖い物をみたかのような感じで居る。そっと傍に戻ると震えていた。

「…フルグルだよ……ね?」

「僕ですよ?」

「あんなに簡単に倒せる物なの?」

「お婆様に狩りを聞いて、仕込まれましたから――」

「そんな会ってない間に、そんなに強く慣れるものなの?」

「お姉様、僕が狩が終わる度に…何か温かい感じしませんでしたか?」

「そう…それだよ、何か身体がポカポカするだよ」

「それは、レベルがあがったからですよ」

「こんなに早く上がるものなの?」

「倒して数と倒してるものによりますね」

 フルグルが、凄く怖く感じてしまった。ウィンちゃんと狩りしてる時も似た感じを味わった事がある。平然と狩りをこなしながら普通に喋って笑っているのに、どんどんモンスターが塵となって消えて逝くのを見ていたが、どうしても慣れなかった。

「鬼神とは、お姉様にしたら凄い経験値が入っているので身体のレベルが上がってるのですよ」

「試しに、普通に魔法使ってみて下さい」

 私は、火の魔法を使ってみると普通よりも大きな大きさのファイアーボールが出来上がる。威力もいつもの倍以上の威力があった。これが、経験値と呼べる恩恵なんだろうか……。

「分かったけど、この事をお母様に内緒にしてるの?」

「お婆様は、知っていますが……、お母様には言ってません」

「凄く心配されるとあれなので、オークかハイオークを狩に行ってる事にしています」

「フルグルは、鬼神の群れを狩った事があるの?」

「つい最近狩りしましたが、まだ慣れませんね」

「危ない事しないでね……」

「気をつけてます」

 私が居ない間に、どんどんと強くなっていくフルグル…寝ている時に、抱き枕にしたら身体の筋肉がしっかりしていたのを触って解っていたけどここまでしっかりついて、しっかり狩までしてるなんて、想像が追いつかないかもと考えながら怪我がないかフルグルの身体を触っていた。

「身体強化も上級なので、滅多な事じゃ無い限り今の所は、怪我はしてないので大丈夫です」

「それでも無理しちゃ駄目だよ」

「解りました」

「もう…弟君おとうとくんなんだから……」

 こうして、お姉様に狩りを披露するもかなり心配と怖がれしまうが、これで五歳になってギルドに登録するようになったらきっと心配されるだろうな……と思いながらこの後もお姉様のレベルを上げて、恩恵を貰って少し強くなってもらうのだった。

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