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暗殺一族の末裔が異世界に転生しスローライフ  作者: 敷島楓
第六章 幼少時代 自分の道へ編
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四十九 振る舞い

さてお風呂も入ってさっぱりした事だし、今日はお母様と一緒に夕ご飯でも作ろうかなと食卓へと足を運ぶ。霜降り肉とヒレ肉とレア肉があるからそれを分けてもらって料理をする事にした。

 始めは、レア肉をミンチにして百パーセント牛のハンバーグを作る為に、玉ねぎ、人参、ピーマンをみじん切りにして、肉と合わせてよくこねる。人数分作っていくとお母様から今日は、豪華な食事になるわねと楽しく言われる。ヒレ肉は、半分貰ったので一口サイズに切りヒレカツにしようとパン粉で、揚げていくと香ばしい香りがする。

「いつみてもフルグルの料理は、手際がいいわね」

「お婆様に習った時にも同じこと言われました」

「一番きれいだと思うのが、何かを捌いている時が、かっこいいわよね」

 そんなたわいもない話をお母様と楽しく話しながら黙々と料理を作っていく。油ものばかりだといけないと思いサラダも一緒に作っていく、最近取れたワカメなども一緒にサラダに入れたり、胡麻を磨って作ったドレッシングなどもかけたりして作っていく。

 そんな中で、いきなりカメッリアお姉様が調理場へと来た。

「凄く良い匂い」

「あ、裏切り者のフルグルがいる」

「カメッリアお姉様、まだご飯の準備が出来てないので向こうで待ってて下さい」

「ちょっと待って」

「何でフルグルが、料理作っているの?」

「去年あたりに、お婆様からならったからですけど」

「それにしては、手際よくない?」

「もともと作るのが興味がありましたから作れるようになって良かったです」

「そっか~」

「私をいつでも貰ってくれる為に、料理も覚えたのね」

「違いますよ?」

「そこは、可愛くそうだよと言う所だぞ」

 そんな料理を作りながら私と話すフルグルの手つきは、凄く慣れた感じでどんどん料理を作っていくのが解る。見ていて凄く美味しそうだなと思っていると?

「お姉様一口食べますか?」

「そう言って、こんがり揚げた何かを白くどろりとした物に付けて」

「あ~~ん」をした。

「あ、これ何んか好きかも」

「それは、タルタルソースていいましてお勧めです」

「うん、初めて食べたけど凄く美味しい」

「それは、良かったです」

「それにしても夕食がこんなに豪華だけど、最近こうなの?」

「週に三日間だけフルグルが狩でお肉をお土産で持ってきてくれるから最近は、夕食は豪華になったかもね」

「そう言えば私が居た時からお肉て、高いイメージがあったもんね」

 私が居た時代は、お誕生日とかおめでたい日とかに、お肉料理がでたりするくらいで、こんなに豪華なお肉料理は、中々でないイメージが強い、それでも学園に行くようになってからは、肉料理がでるようになったので、凄く嬉しかったりする。それにして、さっきの揚げ物とタレは、最高に美味しかった。

「そう言えば、その串と言うのは何に使うの?」

「これですか?」

「それよ」

「この霜降り肉を一口サイズに切っていって、こうやって刺していきます」

「そして、調味料の塩をこうやってまぶします」

「これをオーブンに入れて焼くとですね」

「こうなります」

 凄くこんがりと焼けた美味しそうな串焼きが出来る。香りだけでもよだれが出てしまう感じがする。凄く見た事の無い料理だが、食べてみたいなと思っていると?

「味見に、一本どうぞ」

 一口目を食べてみると、口いっぱいに美味しい脂身が、口いっぱいに広がり肉の弾力も凄く柔らかくて食べていて一瞬でなくなる感覚に陥る。それで、上品で美味しいと思ってしまった。

「美味しい――」

「そうよね、カメッリアもやっぱりそう思うわよね」

 お母様のテンションが凄く高い、このお肉の感想を言った瞬間からなぜか凄く早口で言ってきた。

「私も初めてあ食べた時は、こんなシンプルなのに味がしっかりしていて更に美味しいと思った時には、食べ終わってるて感じて、衝撃的だったわよ」

「フルグルが、工夫して作る料理て、今の所全部凄く美味しいのよ」

「そうですかね、材料がいいと思ってました」

「材料もそうだけど」

「工夫は、素晴らしい財産よ」

「それに、これから焼くハンバーグと言う食べ物は、やばいわよ」

「なんですか、ハンバーグて?」

「それもお婆様から習ってきたて言う食べ物なんだけど凄く美味しいのよ」

「今、旨味をねかせているので、もう少ししたら焼きに入りますよ」

「その前に、苫とを潰してソースを作っていきますね」

「最近作っているソース類もやばいわね」

「料理の味付けが広がったのよね、フルグルのおかげで……」

「家のご飯が、豪華になっているのが解りましたけど?」

「フルグルの未来が、かっこよくて、料理が出来る旦那様て事は、解りました」

 久々に会ったフルグルが、私が出来なかったとしに、なんでもこなす事が出来る感じになって何か凄く嬉しくなった。今回の夏休みに帰って来て本当に良かったなと思ってしまった。

「そろそろハンバーグ焼きますね」

「フライパンに、油を少し垂らして両面を軽く焼いて行く」すると香ばしい香りがしてきた所で、オーブンに入れる。少し時間を置き、そろそろと言う時間になるとオーブンからそっと取り出すとこんがり焼けたハンバーグの完成である。フライパンは、二個使っているので、人数分がぴったりと焼けた。そこにトマトで作った少し甘がらいソースを入れて軽く火にかけた完成する。

「そろそろ夕食の完成」

 香ばしい香りが、部屋中に充満してきてその匂いにつられて皆が食堂に集まる。パンを中央に置きサラダを人数分用意して、ハンバーグの周りに一口カツを並べて、その上にタルタルソースをかけて、少し甘がらくした人参と揚げたてのポテトを添えて完成する。

「今日は、いつもより豪華だな」と一番上のピュルガトワールお兄様が呟く。

「それじゃー、みんな揃った事だし食べますか」

 お母様の言葉を聞いて、お祈りをしてからいっせいにご飯を食べ始める。皆の狙いは、ハンバーグ一点に注がれる。今回の目玉でもあるので、皆がフォークとナイフを入れて食べ始めた。

「「「「「美味しいです」」」」」

「美味いなこれは――」

「思っていた以上の味ね、凄く美味しいわ」

 皆の感想が一斉にきけるのだった。これからもう少しレパートリーを増やして行こうと内心思った。そうして、騒ぎながらお姉様の無事帰還をお祝いしながら夕食を終えるのだった。

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